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『アインシュタイン 日本で相対論を語る 』
アルバート・アインシュタイン/著 杉元賢治/編訳
佐藤文隆/解説 講談社 2001年
1922年11月、アインシュタインが神戸港に到着し、「相対性理論がいかにやさしい簡素なものかを日本の皆さんに伝えるため」の、43日間の講演旅行が始まりました。 本書では、各地で熱烈な歓迎を受けた全日程を、日記や手紙、豊富な写真や新聞記事とともに掲載しています。滞在中にアインシュタインが記した日本論も収録されており、「日本人の純粋で静かな心」を愛した博士の姿を伝えます。巻末の解説も読みごたえがあります。
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『図説 アインシュタイン』
金子務/監修 千葉透/文 AMC・地球の楽好/編
河出書房新社 2007年
アインシュタインの生涯について、当時の写真や新聞記事を多数添えながら紹介しています。1922年(大正11年)に来日した際には、各地で講演を行う一方、観光地を訪れ、日本美術や能楽、茶会などを楽しんだようです。天才科学者として名高いアインシュタインですが、日本の伝統や芸術を愛する文化人としての一面もあったことを知ることができます。巻末には、同行した岡本一平氏による、来日中のアインシュタインの微笑ましいエピソードを描いたイラストが掲載されています。

『アルベルト・アインシュタイン 相対性理論を生み出した科学者』(児童書)
筑摩書房編集部/著 筑摩書房 2014年
数学や物理で天才的な能力を発揮したアインシュタインは、興味がない授業はさぼり、高校は中退、大学では教授とうまくいかず、就職にも失敗します。そんな彼が大学で出会った生涯の友人と議論を重ね、相対性理論を発表するまでの道のりが詳しく書かれています。また、ユダヤ人としてナチ党とヒトラーに抗議し続けた平和主義者としての一面も紹介されており、20世紀最大の科学者と言われるアインシュタインの、人間らしい姿を知ることができます。