東野在住 30代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
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東野在住 30代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000075
説明・要約
【震災当日】
●銀座で買い物中に地震発生:地震発生当時は、銀座にいました。ちょうど買い物を終え、道を歩いている最中でした。かなり揺れが大きかったので、どうしようかとその場に立ちすくんでいると、デパートの前にいた店員さんに「ここは耐震設計になっているので安全です」と声を掛けられ、建物の中に入って待機していました。その後、揺れが収まったのを見計らい、いつもよく行っているスポーツバーが近くにあったので、そこに入って震災のニュースを見ていました。ちょうどディズニーランドの駐車場が水浸しになっているという報道がされていて、自宅のことを考えると「家も液状化で大変なことになっているのでは」と、とても心配になってきました。
●公衆電話で家族の安否を確認:携帯電話は通じなかったのですが、近くに電話ボックスがあったので、家に電話をしてみました。両親とも家にいて無事だったようで、「家は大丈夫だから心配しないで」と言われ、やっとひと安心したという状況です。テレビで報道されていたような液状化の問題も、特に影響はなかったということでした。携帯電話が飽和状態になったときは、意外と役立つものですね。最近では街中でなかなか電話ボックスを見ることはありませんが、いざというときのためにもやはりある程度の間隔で設置されていると安心です。
●都内から4〜5時間かけて徒歩で帰宅:その日は、交通機関が麻痺していたため、銀座から4〜5時間かけて歩いて帰りました。以前にも何度か車で帰ってきたことがあったので、どの道を通ればよいかは自然と把握していました。ただ、浦安駅方面から元町を通って帰ったので、ニュースで報じられていたような災害の場面には出遭わず、液状化の様子はそのときはまだわかりませんでした。家に着いて、両親と地震発生当時の話をしました。特に、上から物が落ちてきたといった被害はなかったようですが、揺れている間、ずっと父親がテレビをしっかり押さえていたということでした。自分の部屋に入ると、CDラックから大量のCDが床に崩れ落ちていました。幸い、壊れた物はありませんでしたが、それでも地震以降は低い位置にものを置くように心掛けています。