浦安市立図書館
画像:離れていても、つながる仕組み

浦安市立図書館の蔵書は、他の多くの公共図書館と同じく、「日本十進分類法(NDC)」と呼ばれる規則に従って、内容別に分類され、配列されています。図書館では、館内のいくつかのスペースで展示を行い、関連資料をご覧いただくことができるようにしています。展示を行うにあたり、それぞれその分野の基本図書を確認し、必要な資料を補充してコレクションを充実させることも行っています。

社会科学グループは「コレクションを充実させる」という目的に重きを置き、NDCをもとに、社会学(NDC360)、法学(320)、政治学(310)、経済学(330)、民俗学(380)、園芸・造園(620)、観光(680)の展示を企画し、当該分野の基本図書の確認、欠本補充などを総合的に行ってきました。今回は、産業分野からNDC690の「通信事業」を取り上げ、複数の典拠から古典とみなされる基本図書をリストアップし、さらに近年出版された代表的と思われる資料を確認しました。

大正14年(1925年)、日本で初めてのラジオ放送が始まりました。昭和、平成、令和と時代はめぐり、この3月で100年目、「放送100年」を迎えます。その間、通信技術は目覚ましく発達してきましたが、その原動力は、離れていても大切な人に心を伝えたい、多くの人に早く情報を届けたいという、どの時代も変わらない人の気持ちではないでしょうか。

今回の展示では、通信事業(郵便、電気通信、放送)について、歴史を知り知識を深めることができる本をご紹介します。放送100年の記念すべき時期に、通信について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

令和6年12月 蔵書構成検討委員会 社会科学分野

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