日の出在住 40代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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日の出在住 40代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000003
説明・要約
【震災当日】
●地震が起きてすぐに液状化被害が発生:震災当時は富岡分館に勤めていました。カウンター業務をしている最中にグラグラッときたのですが、9日にも地震があったので、「また地震だ」と思ったと同時にフロアに出てお声掛けをしました。お客様は5〜6人だったと思います。でも次第に揺れが大きくなってきて、「これは2日前の地震とは違う」と思い、お客にカウンター前でしゃがんでもらいました。揺れている最中に非常口に向かいドアを開けると、外の道路から水が噴き出し、建物と道路の境目が揺れていました。すぐにフロアに戻り、帰ろうとしている男性がいたので「建物内が安全だから、とりあえず館内に留まってください」と声をかけ、揺れが収まってからもお客様には待機していただきました。
●利用客を退避させ、本館に移動:揺れがやんでから公民館職員と建物の外へ行くと、周囲の地盤が落ちていて目の前の若潮通りでは高さ1mくらいの水が吹き出している状況でした。休館の措置がとられた3時過ぎには、もう館内は停電していたと思います。館内のお客様には帰宅していただきましたが、近隣住民の方々が公民館に集まっていました。5時になると私は車で本館に向かいました。途中、今川橋につながる部分の道路に亀裂ができていてガタンと乗り上げる感じがしたのを覚えています。市役所のあたりまで来ると、液状化もなく普段と変わらない風景で、正直「あれ?」と思いましたね。
●自宅マンションは液状化と地盤沈下:本館に到着したのが夕方5時半くらいでしょうか。夜8時まで職場待機しました。帰宅許可が出て、日の出にある自宅マンションに向かいましたが、道が泥だらけでした。マンションの周辺にはやはり液状化と地盤沈下が起きていて、覚悟をして玄関を開けましたが室内は無事でした。停電していたので水が出なくなっていましたが、風呂の水や買い置きのミネラルウォーターでしばらくはしのぎました。ですが数日後から下水もだめになり、トイレなど一切の生活排水を出せない状況に。水関係はものすごく不便でした。マンション敷地内に仮設トイレが設置されました。