当代島在住 40代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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当代島在住 40代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000006
説明・要約
【震災当日】
●震災翌日から市内の復旧作業:翌12日は本館の片づけをしながら、緊急事態対応ということで避難所や市内での作業の指示待ちをしていました。市内の避難所には水道局や自衛隊の給水車が来ていましたので、そのサポートを行ったり、列に並ぶ市民の方々を誘導したりと、3月末まではいろいろな避難所を回ってその作業をしていました。あとは、下水設備が市内の一部エリアでダウンしてしまったので、簡易トイレセットを作り自転車で配って回りました。カゴいっぱいに入れて数時間かけて。あとは土嚢に使う砂袋も作りました。富岡のほうで液状化が出たので、その乾いた砂をスコップで詰めて。職員何十人もかかってやりましたね。砂袋に詰めきれない砂はダンプに積んで集積所まで運んでいました。
●職員の食べる物がない!:スーパーに何もなくて、職員の食べる物がありませんでした。職員が何かしら食べ物を持ち寄って館内に置いておきました。みんな作業の合間にそれを食べていましたね。自宅のライフラインは無事でしたが、直後は食べ物が店になくて苦労しました。計画停電になったときに乾電池を買いに行っても品切れとか。うちはお風呂が使えましたけど、水道や下水が使えない地域の方はみんなお風呂に入りたがっていました。とくに新浦安エリアではお風呂情報が飛び交っていたようです。スーパー銭湯やホテルがお風呂を解放していたようです。
●震災発生から1年後、ようやく平穏に:震災後1カ月は復旧作業を行って、4月25日にようやく図書館が再開。「図書館がやってなくて不自由だった」とか、職員を気遣ってくれる方もいてありがたかったです。家が傾いてしまったり、家にいると気持ちがふさいでしまうので、気晴らしに図書館にやってくるという方もいました。再開してからも原発の話題もあったし、その後もしばらくは防災服で業務を行っていましたから、ようやく落ち着いたなと感じたのは震災から1年経った頃ですね。