今川在住 10代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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今川在住 10代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000051
説明・要約
【震災当日】
●授業中に被災。校庭が砂場のように:授業が始まり、国語の教科書を開いてすぐに地震が起きたと思います。学校で避難訓練をしていたけど、生まれて初めてのあんなに大きい地震だったので、みんな怖がっていました。机の下にもぐってすぐ先生が教室のテレビをつけると津波の映像が流れて、みんな家族の心配をしていました。余震が続くなかトイレに行くと、校庭に水と砂が溢れてきているのが見えました。一面砂場のような状態です。みんなで「やばいやばい」と言ってました。あの日は曇り空だったのが、地震のあと急に暗くなってきて「地球はどうなっちゃうんだろう」と怖かったのを覚えています。
●帰宅途中に見た街の被害。そして断水:地震から1時間くらいで母が迎えに来てくれて、ようやく帰りました。学校から歩いて15分くらいですが、道は泥だらけで歩くのがやっと。センターラインとか……とにかくアスファルトが見えない状態でした。電柱も傾いていました。私がマンションに着いたときは水が出ていました。ちょっとしたら近所のおばさんが来て「水が止まっちゃうかもしれないから、早く水を汲んでおいたほうがいいよ」と言うので蛇口をひねると、もう止まっていました。すると今度はマンションの管理人さんから「下水道を使っちゃだめ」って連絡がきて。テレビをつけていたから余震の度に緊急地震速報が鳴り響いて怖かったですよ。その日はごはんも食べられませんでした。余震が何度もきて怖かったので、家の安全な場所で母と妹と3人でくっついてました。友だちは近隣のおばあちゃんの家とかに避難したりして、うちのマンションには4、5世帯くらいしか残ってなくて、マンション中がシーンとしていました。私のおじいちゃんおばあちゃんは福島の会津若松だったので、私は避難しませんでした。