入船在住 10代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
浦安市における東日本大震災の記録コンテンツのご利用について(利用規約)
入船在住 10代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000059
説明・要約
【震災当日】
●学校で被災。校庭がふわふわになっていた:高洲にある中学校で授業中に地震が起きました。校舎の4階の教室で、地震という実感はありましたが、先生にうながされて机にもぐりました。まだ中1だったこともあって、なかには笑っている子もいましたね。上履きのまま外に避難することになったんですが、外はものすごいことになっていて。1年ほど前に芝生敷きにしていたグラウンドがまるでトランポリンみたいにふわふわになってて。水もちょっと出てましたよ。それが液状化っていうのは分かりませんでした。
●隣の小学校に避難。寒い体育館で一夜を過ごす:先生の指示で、それから1時間くらいは外にいたと思います。すぐ隣にある高洲小学校に移動することになって、高洲小に行く手前でマンホールが道路から突き出してて、道もぐちゃぐちゃで。高洲小に行くと、親がちらほら迎えに来ました。ずっと余震も続いていましたね。帰りたくても液状化がひどいからひとりでは帰らせてもらえないのと、家に帰っても双子の弟がいるか分からないし、家のカギは教室のカバンの中だし……その晩は高洲小の体育館に泊まりました。夜になると薄手のブランケットが配られて、ずっとテレビを見ていました。途中でスープとカンパン3つくらいが配られたんですが、スープが明らかに失敗してて。どうにか食べようと頑張ったけど、やっぱりまずくて友だちにあげちゃいました。消灯する前、体育館に残っていた私たちは学校の電話を使わせてもらったんです。家にかけたら弟が出たと思います。そのあと体育館の床に寝ていたんだけど、薄いブランケットだけではほんとに寒くて。あんまり寝られませんでしたね。