入船在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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入船在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000007
説明・要約
●館内の子どもの安全を守らなければ!:本館2階の事務室で仕事をしているときに地震が発生しました。事務所内は騒然として、私も少々パニックに。当時は児童担当だったものですから館内にいるお子さんの事がまず気になり、事務所を飛び出て階段へ向かいました。途中まで下りると揺れがどんどんひどくなって、結局揺れが収まるまで踊り場でうずくまっていました。咄嗟に体が動いてしまったわけですけど、後から考えると、とても危ない行動だったなと反省しています。揺れが止んで1階の児童室に駆け込みましたが、幸いにも単独で来館しているお子さんはいなかったので、ひと安心でした。
●館内に残った利用客を安全な視聴覚室へ:余震も続いていましたので、館内にいるお客さんを安全な場所へ誘導しました。2階の視聴覚室には赤ちゃん連れのママたちが何組かいて、ストーブを出したりしてしばらく待機してもらいました。家が心配だからと帰る方もいましたが、帰る足がなかったりして留まっていた方々にも2階に移動してもらって。その後、本館のすぐ隣にある東小学校に避難所が開設されたので、館内の皆さんをそちらに誘導しました。体育館にすでに何人か避難していたと思います。図書館に戻り、今度は防災センターからの出動要請が入るまで館内のチェックをしていましたね。夕方から各所に避難所ができはじめ、夜になると「舞浜の避難所に○名」「総合体育館に○名」という要請が入りました。最初は仮設トイレの設置とか力仕事が多いので、男性職員から先に市内のあちこちに散っていきました。
●万全な防災対策で自宅は無事だった:夜の11時近くに職員の解散命令が出て、入船の自宅まで歩いて帰りました。うちは夫がマメで、阪神淡路大震災をきっかけに家具の転倒防止と20Lの水を確保していてくれたんですね。缶詰とレトルト食品もあったし、電気は生きていたから数日は大丈夫でした。電車が動いていなかったので、その日は帰れない職員をうちに泊めました。