東野在住 50代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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東野在住 50代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000046
説明・要約
【震災当日】
●3日間の断水。給水所に並んで水をもらう:翌日、息子が昼くらいに東西線で帰ってきました。うちは3日ぐらい断水していて、見明川小学校の給水所まで水をもらいに行きました。もうすぐ自衛隊の給水車が来るということでしたが、すごくたくさんの人が並んでいて2時間以上は待ちました。水を持って帰ると、自宅のすぐ近くにある吹上幼稚園は水が出ていて水道を解放してくれていました。ありがたかったです。それから2〜3日して下水を使ってはいけないというお知らせがきました。逆流しているお宅があったんです。近所の公園に住宅メーカーが仮設トイレをたくさん建ててくれました。
●震災翌日は仕事場のクリニックへ:私は、新浦安駅そばの入船のクリニックでも働いているんですね。ビルの6階にあって断水した上、カルテが落ちたりコンピューターが落ちたり大変だったので、12日は診療をストップして院内の片付けをしていました。でも、元町の患者さんがいらして「あれ、なんで診察やってないんですか?」って言われました。14日に、用事があって元町に行ったときに分かりました。元町では、液状化で発生した砂埃がなくて、空気が違いました。いつもと変わらない感じで洗濯物が干してあるのを見て「ああ、こっちは水が出てるんだぁ」って思いました。
●水の大切さを知ったあの震災:震災以降、お水は必ず20L保存しています。お風呂の水も抜けませんね。生活排水に使えますから、ちょっと濁っていても捨てませんやっぱり水ですね。それから下水の大切さも実感しました。