日の出在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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日の出在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000083
説明・要約
●自宅で被災。キッチンがめちゃくちゃに:自宅でテレビを見ているときに地震が起こり、ダイニングテーブルの下にもぐりました。マンションの8階だったこともあり、テーブルの脚を持っていないと大変なくらい揺れて。耐震補強をしていない食器棚が倒れて食器が割れ、大型の電子レンジは倒れた拍子にスイッチが入ってブーンとうなってました。リビングは耐震補強をしていて無事でしたが、キッチンはめちゃくちゃでしたよ。揺れがひどくて軽いパニックになっていましたから、テーブルの下でずっと揺れが止まるのを待っていました。揺れが止まり、握っていた携帯電話で主人と息子に電話を!と思ったら、東京駅の近くで働いている息子から「僕は大丈夫だから」とメールが来ました。
●マンションから脱出した直後大きな余震が:地震の10分後くらいだったかな、ガス漏れの危険があるとマンション管理センターから放送が流れ、私は外に避難しました。マンションのエントランスに出た瞬間にまた大きな余震が起き、水が噴き出すようにあふれてきて。そこらへんにいた人たちと叫びながら体を支え合っていました。エントランス前の道路には、べっとり水を含んだ砂が一面に広がってました。あたりを見ると垣根と地面の間に20cmくらいの亀裂が入り、余震の度にその亀裂が動いてました。主人はその日たまたま浦安で仕事をしていたので、すぐに車で戻ってきてくれてマンションの外で再会しました。
●電気、水道がダウンした:その日の夜中、息子はヘルメットをかぶって東京駅から歩いて帰ってきました。電気がダウンしてエレベーターが止まり、水もダメでした。当初は翌週の水曜日あたりに水道が復旧すると言われていたので、葛西のビジネスホテルに宿泊しました。でも結局、3月下旬まで水道はダウンしたままでした。