市川市島尻在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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市川市島尻在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000097
説明・要約
●図書室を利用中に被災:震災当日は当代島公民館の図書室に本を借りに来ていたんです。図書室自体はそんなに広くはないのですが、それでも10人ぐらいの人が利用していたと思います。大きな揺れを感じ、立っていられなかったので本棚に捕まりました。図書室のカウンターの明かりは天井から吊られているタイプのもので、それが大きく揺れていて落ちてくるのではと思いました。ただ、本棚から本が飛び出すようなことはありませんでした。
●揺れが収まり外へ。そして帰宅:揺れが収まると職員の方から指示があり、外に避難するように言われたので指示に従いました。図書室は公民館の1階にあるので、避難の際階段で怖い思いをすることもありませんでした。外の広場に出てみると30人ぐらいの人が集まっていたと思います。揺れが収まったので一度公民館に戻ろうとしたのですが、そこでまた余震に襲われたためやっぱり広場に戻りました。しばらく様子を見ていたのですが大丈夫そうだったので、家の様子も気になるためまっすぐ帰宅しました。帰宅途中、ブロック塀が倒れていました。自宅は公民館から歩いて5分のところにある4階建てのマンションの3階です。玄関を開け、中に入るといきなりひどい光景が広がっていました。玄関に姿見が置いてあったんですが、それが倒れて、鏡の破片が散らばっていたんです。きちんと止めてなかったのも悪いのですが、あれはショックでしたよね。家の中を見渡してみると食器棚の扉が開いていて、軽い食器がいくつか割れていました。しかし被害はそれだけで、ライフラインの電気・ガス・水道はすべて無事でした。とても安心しました。
●水を確保。家族はみんな無事だった:ライフラインが無事だったとはいえ、何があるかわからないので、まずお米を炊きました。次に風呂や鍋、ペットボトルに水を溜めました。水と食料が一番大事だと考えたからです。娘は学校に行っていたのですが、ケガもなく無事に帰宅しましたし、夫は夜遅くに浅草から歩いて帰ってきました。息子は当日は帰ってこれなかったんですが、ケガはありませんでした。家族がみんな無事で本当に良かったです。