美浜在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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美浜在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000101
説明・要約
●新浦安駅前で買物中に地震が発生:地震が発生したとき、私は新浦安駅前のショッピングセンターでちょうど買物をしている最中でした。かなり揺れがひどかったので、大きな柱のそばまで行き、そこにしばらく立ちすくんでいました。揺れが収まってから外へ出て、そのまま目の前にある自宅マンションへ帰りました。建物の外には、同じマンションに住んでいる方たちが何人も集まっていました。物が落ちてきたり壊れたりしたご家庭もあると聞いたので、急いで自宅を見に行くと、幸いなことにクローゼットの引き出しが飛び出したりしている程度で済み、ひと安心しました。
●海外にいる娘を拠点に夫と連絡を交換:当時、夫と二人暮らしだったのですが、その日、夫は会社に行っていて留守でした。地震発生直後に何度も連絡をとろうとしたのですが、携帯も固定電話も全然つながりません。そこで、おそらく夫も同じことを考えるだろうと思い、取り急ぎ、海外に住んでいる娘に自分が無事である旨のメールをしておきました。国内は飽和状態になっていてまったく連絡が取れない状況でした。ですが、連絡先が海外であれば問題ありませんでしたので、いざというときには娘を拠点に連絡を取り合えばいいと思ったからです。夜になって夫とも連絡がつき、互いに無事であることが確認できました。
●マンションの管理組合が率先して対応:私が住んでいるのは、駅前の一区間がすべてマンションになった地域なのですが、全部で13、14階建てのマンションが7,8棟ぐらいでしょうか。小さなコミュニティーのようになっていて、多くのご家族が住んでいます。管理組合がとてもしっかりしていて、以前から震災の際のルールなどがきちんと決まっていました。トイレが使用できなくなった場合、1〜6階に住んでいる人は地上に設置された仮設トイレを使うとか、7階以上の人は用意された簡易トイレを使うとかいうようなことまで、細かに決められていました。ですから震災直後であっても、それほどの混乱はなくて済んだのだと思います。地震発生直後はエレベーターが止まってしまったので、上階に住む年配の方たちは外にも出られず、とても不安だったかと思います。そんななか管理組合が率先して動き、同じ棟に住む人たちが様子を見に行ったり、水を届けたりと互いに助け合っていましたね。