入船在住 60代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
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入船在住 60代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000023
説明・要約
●地震発生時と直後の行動 地震発生当時は自宅の自室で読書をしていました。突然強い左右の揺れを感じてとっさに 本棚を押さえました。初めて感じる強い揺れに諦めとは少し違いますが、観念したような 気持ちになりそのまま揺れが収まるのを待ちました。揺れが収まったところで部屋の外に出て、各部屋を見回りました。台車のついたテレビ台 が動いていたぐらいで大きな被害は無く、胸をなでおろしました。
●その後の行動と水道被害 とりあえず窓を開け、外の様子を見渡しました。ふと下をみると地面から水が噴き出して いたんです。地下の水道管が破裂したんだと直感しました。以前から何度か水道管の調子 が悪くなることがあったんです。それでも今回のようにひどく水が噴き出すということは 無く、ここまでひどい状態は初めて目にしました。案の定、水道はひねっても水は出てき ませんでした。電気とガスは使えたので、被害としてはまだいいほうかもしれません。一 通り身の回りの確認をしたところでテレビをつけ、情報を集めるのに力を入れました。
●身の回りの液状化被害について 団地のいたるところで液状化の被害を見ることができました。平均して 10cm から 20cm ほ ど歩道が下していました。なかでもひどいところでは 40cm 以上も下がってしまい、建 物との間にかなりの段差ができていたのを覚えています。