弁天在住 60代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
浦安市における東日本大震災の記録コンテンツのご利用について(利用規約)
弁天在住 60代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000099
説明・要約
 ●店でパンを焼いている最中に地震発生 平日の午後でしたから店が営業中で、私はちょうどパンを焼いている時でした。大きな揺 れを感じたので、火事になってはいけないとオーブンの火を消しました。木造の店内には、 揺れに合わせてギーギーと軋む音が響き、このまま倒壊するのではと心配になりました。 しかし、倒壊することはありませんでした。並べてあったパンも床に落ちたりすることは ありませんでした。揺れが少し収まったところでテラスに出て、店の中と外の様子を見て いました。
●道路から噴き出した泥水 夫はパンの配送でいなかったのですが、ちょうど帰り道だったようですぐ家に戻ってきま した。ひとりでとても心細かったので、すぐ帰って来てくれて心強かったです。
そしてちょうど夫が帰ってきたタイミングぐらいでした。家の建物と地面の間と言うので しょうか、家の周囲のいたるところから泥水がビャーっと噴き出してきたんです。水道管 でも破裂したかなと思ったのですが、泥水だったので何か別のものだと思いました。駐車 場があるんですが、そこも一面泥水で覆われてしまい本当にびっくりしました
●自宅の店舗の被害をチェックした 揺れが完全に収まってから、自宅と店のいたる所をチェックしてまわりました。お店の天 井にはめ込んである天窓にヒビが入ってしまい、オーブンの下の床には割れ目が入ってし まいました。それを見てあらためて、今回のは大きな地震だったんだと実感しましたね。
震災の当日、ライフラインの電気・ガス・水道がすべてダメになっていました。ただ幸い、 家財の被害はほとんどなくて安心したのを覚えています。