市原市在住 20代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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市原市在住 20代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000172
説明・要約
【震災当日】
●時差ボケ状態の寝起きに地震発生!:地震が発生した時はまだ学生でした。大学4年の最後の春休みで、自宅で寝ていました。ちょうど卒業旅行で行っていたヨーロッパから帰ってきたばかりだったので、かなり時差ボケが残っていて。それで発生した時は目が覚めた時ぐらいだったんです。最初の揺れでは、普通のいつもの地震だろうと思いました。ただ、だんだん揺れが大きくなってきて……。当時、家にいたのは私と妹の二人で、父と母は不在でした。妹が部屋から飛び出してきて、さらにどんどんどんどん揺れが大きくなっていきました。「これはまずいな!」と感じ、直感的にまずベランダのトビラを開けて逃げ場を確保しました。その間、食器棚の扉が開いてしまって、食器がバーっと落ちてきました。とりあえずリビングのテーブルの下に妹と一緒に潜り込みました。情報を入手するためにテレビをつけて、揺れが収まるまでその状態でいたのだと思います。確か、その間も食器棚の扉が開いたり閉まったりしていたので、ゴムで取っ手を留めた記憶がありますね。
●ここは日本じゃないんじゃないの? :テレビの映像を見ていた時に感じたのは、「ここは日本じゃないんじゃないの?」「これは映画じゃないの?」といったものでした。それから、家の近くに小さな川があります。氾濫はしないと思いましたが、少し気になりました。揺れが収まってしばらくして、外に出てみると、けっこういろいろな人が出てきていました。
●何が起きているのかわからず不安:家への影響はほとんどなくて、物が倒れたりなどはありませんでした。ただ、食器棚の中で物が割れていたり、棚の内側で落ちていたりなど、そのぐらいでしたのでよかったです。棚の取っ手をゴムで留めておいたのもよかったのかもしれません。ただ、外で何が起きているのかがまったくわからなかったので、不安ではありました。
●無事だからこそ、あまり覚えていない:あまりよく覚えていないのですが、姉と両親は外にいたので、メールや携帯電話で連絡をとっていたように思います。母は近くで仕事をしていたので、わりとすぐに帰ってきました。夕方、6時7時ぐらいには帰宅していたように思います。父はちょうど単身赴任で長野にいまして、大きな影響は受けなかったそうです。幸い何事もなく家族全員無事でしたので、当時のことはあまりよく覚えていません。