弁天在住 60代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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弁天在住 60代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000119
説明・要約
 ●自宅で被災。街の液状化はすぐに始まった 中央図書館のボランティア活動が終わって自宅に戻り、昼食を済ませた後でした。あの日は長女が休みで、地震の直前にディズニーランドへ出かけたところでした。2 匹の犬とリビ ングで寛いでいるとグラグラときて。「ちょっと大きい地震だな」と思い犬を抱き上げて、別の部屋に行って防災リュックを取り出しました。
するとさっき出掛けた長女が帰ってきて「水道管が破裂して道路が水浸しですごいことになってる」と言うんです。外を見るとマンションの駐車場やマンホールなどから水がピュ ーッと噴き出ていて、たしかに道路が水浸し。すぐに「これは液状化だわ」と気づきまし た。敷地内の地面はガタガタになってしまい、うちはベランダが下に落ちました。
長女は見明川中学のあたりを自転車で走っている時に揺れを感じて、街路樹が倒れそうな くらいの光景を見たそうです。地震発生直後には道路から水が噴き出したのを見たと言っていました。
●マンションの下水管がダウン 外に出るべきか考えましたが、液状化がひどかったので躊躇していました。昼間だったか ら比較的落ち着いていたというか、パニックにはならなかったですね。すぐに管理人さん から館内放送が入ってマンションの入口に出ました。ほかの奥様方とは「どうなってるん だろう……」なんて話していました。その後すぐにまた放送が入り、今度は下水を一切使わないようにと。もう本当に「どうしましょう……」って感じでしばらく立ち話していました。
●夫は都内の職場に宿泊 主人は大崎が職場で、地震発生の直後は携帯電話が通じたんですね。こっちは大変になっ ているし、おそらく電車も止まるだろうから主人には会社に泊まってもらいました。主人は会社近くにあるコンビニでおにぎりなどを買って一晩過ごし、次の日の昼くらいには電車で帰ってきました。