東野在住 70代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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東野在住 70代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000022
説明・要約
【震災発生翌日〜現在】
 ●ライフライン、食べ物に関して
私の家は、電気・ガス・水道とも被害はなかったので、生活には困りませんでした。ただ 境川を挟んで反対側に住む友人は、ライフラインがすべて止まってしまい、とても苦労し ていました。そこで、お風呂や水をしばらくの間、毎日貸してあげました。
食べ物に関しても、もともと冷蔵庫にある程度ストックしていたため、すぐに困るという こともありませんでした。それらがなくなった後も鹿児島に住んでいる親戚が「原発のことがあるから」と、野菜や水を送ってくれたので、食べ物で困ることはありませんでした
●地震後のから現在までの街の様子について
地震の影響で、道がうねってしまったり、家の塀が斜めになってしまったところが多く見 られました。特に、友人の住む美浜や今川の方はひどかったです。すぐに修復されないと ころも多く、住宅街を歩いていると傾いている塀がいたるところで見られ、これが倒れて 二次災害が起きるのではないかと、怖い思いをしたこともありました。4 年たったいまで も、つっかえ棒をしたまま修復されてない塀も残っていて、どきっとすることがあります。
●防災対策と夫婦の約束
震災が起きる随分前に市から配られた防災袋があったのですが、その後あまり気にしてい なかったため、中身の水や食料の賞味期限が切れてしまっていたんです。いままで、各地 の地震や災害のニュースを見ていましたが、やはりよその事として見ている部分があり、 実際には行動に移せないでいました。しかし、今回の地震で実体験として経験したので、 防災袋の中身のチェックも意識してやろうと思います
あと食べ物や水はやはり大事だと思うので、地震前より、少し多めにストックするようになりました。
そして、今回の地震で怖いと思ったのが津波です。浦安は平坦なのでもし津波が来たらと ても怖いと思っています。そこで、また今度大きな地震が起きて、もし津波が来ることに なったらすぐに避難できるように、夫婦で避難場所を確認してあります。
また、今回の津波のニュースを見て夫婦で話したのは、知らせがあればとにかく急いで逃 げるということを決めました。何か持ち出したりしようとして、津波に巻き込まれたら意 味がないので。