舞浜在住 70代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
浦安市における東日本大震災の記録コンテンツのご利用について(利用規約)
舞浜在住 70代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000025
説明・要約
 ●バウンドテニスをしていて被災 当代島公民館でバウンドテニスのサークル活動中に地震にあいました。ちょうどコートの シートの片付けをしているところでした。グラグラと大きな揺れを感じて友人と「これ大 きいね!もし上の電灯とかが落ちそうになったら、このシートを頭からかぶろう!」と話 しながら揺れが収まるのを待ちました。幸い落下物は無く、揺れが収まってから建物の外 に出ました。
●いつもと違う帰路 いつもと違う帰路 いつもと違う帰路 いつもと違う帰路 友人たちと別れ、自転車で自宅への帰路につきました。強い揺れだったにもかかわらず、 当代島公民館周辺は被害は見当たらず、いつも通りの様子でした。そこでそのときは「大 したことなかったんだ」と思いました。
しかし、自宅の舞浜の方に近づけば近づくほど、地震の被害が目立っていきました。道路 はうねりが大きくなり、ひび割れでガタガタでした。液状化の影響で陥没し、水たまりも いたるところで見ることができました。どんどんひどくなる地震の影響に自宅のことが心 配になり気は焦りました。でも電話はまったく通じませんでした。普段なら公民館から 20 分〜30 分で自宅に帰り着くんです。でも道が悪くなっているところを避けながら、遠回りで帰らざるを得なかったため 50 分もかかってしまいました。
●液状化被害に襲われた自宅 液状化被害に襲われた自宅 液状化被害に襲われた自宅 液状化被害に襲われた自宅 いつもの倍ほど時間をかけて自宅に到着しました。するとそこには液状化の影響でものす ごいことになった自宅がありました。庭から泥水が噴き出し、垣根のところに泥が溜まっ てしまっていました。また玄関前の階段は大きく傾き、隙間があいていました。そしてそ の隙間から庭と同じく泥水が噴き出していました。隣の家との間に塀が立っていたのですが、崩れてしまっていました。この塀は未だに補修できていません。後の話になりますが この時、泥水が吹き出る様を娘が携帯電話で撮影をしていたらしいんです。その写真を近 くに住む地質を研究してる方に見せ、今回の液状化の調査に一役買ったと聞いています。
このような被害なので、家族の安否を心配しましたが、自宅にいた夫も娘も怪我ひとつあ りませんでした。外があんなにもひどい状態なのに、家財にもまったく被害はなく安心しました。