猫実在住 30代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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猫実在住 30代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000012
説明・要約
【震災当日】
●赤ちゃん用品や水の確保に苦労した:うちは水道水を飲む習慣がなかったんですね。それで地震後に次男のミルクを作るための水を確保するのに苦労しました。駅前の西友に行くと、水はひとり1本までと制限されていたんです。0歳児がいる家庭には浦安市から水が配られていたのですが、うちは1歳2カ月だったので水をもらえなくて。それが地震後に一番不便でしたよね。紙おむつも制限販売されていて、知り合いのママのなかには買えなくて困ったと言っている人もいました。あと「スタイ(よだれかけ)が欲しいけど、ベビーザらスが液状化で買いに行けない」というママに、うちの子が使っていたのを分けてあげました。4月に入ったころにはスーパーにも物が戻ってきて……水以外は、なんですけど。新潟の知り合いから水を送ってもらっていました。
●放射能への不安。ママたちはそのとき:地震の情報などはネットで調べることが多かったです。そのうち放射能の話題が出てきたときには、同じ幼稚園のママで旦那さんが放射能測定器メーカーに勤めている方がいたんですね。で、砂場とか敷地内を計っていましたね。外国人ママの家庭では、1年くらいママの母国に子どもだけ移って、なんてこともありました。夏ぐらいには浦安市で「放射能を知ろう」みたいなセミナーをやっていて、ママ友たちと参加したこともありました。
●あの震災を経験してから防災意識が高まった:今でも、大人は洋服を着たまま寝るようにしています。いつ地震が起きてもそのまま逃げられるように。子どもは枕元に上着をおいて、すぐに羽織って出られるようにしています。食べ物も多めに備蓄してありますし、一人ひとりに専用の防災リュックも用意してあります。