20代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
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20代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
ファイルサイズ 102KB
コンテンツ番号 UT00000204
説明・要約
【震災当日】
●児童対象のサッカー教室が始まろうとしているときに被災 午前中チームの練習をし、午後から児童を対象としたサッカー教室の準備をしている最中でした。突然大きな揺れを感じ、見ている間に地面が割れてきました。すでに多くの子供たちがグランドに集まってきていたので、急いで子供たちを1カ所に集め、揺れが収まるのを待っていました。 子供たちはかなり恐ろしい思いをしたと思います。地面にヒビが入ったかと思うとどんどん割れ目が大きくなってきて、まるでドラマを見ているような光景でした。その日はとりあえず解散。各自の母親に連れられ、子供たちは家へ戻っていきました。
●地震で家の中も外もひどい状態に 家に戻ると、食器棚や本棚などが全部倒れ、ひどい状態になっていました。ひとり心細い思いをしながらも、まず何が起こったのかが知りたくて、ずっとテレビを見ていました。そのあと何度か余震があり、外に出ると近所の人たちが集まっていました。その人たちと、どうしたらよいか話していたように記憶しています。 よく覚えているのは、消防署がある地面は陥没しているのに、自宅のほうは浮き上がっていて、隣り同士であっても場所によってかなりのずれが生じていたこと。町全体が凸凹したような風景で、それがとても印象に残っています。
●ライフラインや道路に被害 周囲の家はほとんど断水状態だったのですが、なぜか私のところはチョロチョロではありましたが水が出ました。それで友人に分けてあげたりしていたのを覚えています。ガスもしばらくの間、止まっていたように思います。 段差道路を境に海側と内側では、被害状況がかなり違いました。段差道路というのは、昔堤防があったところなのですが、埋立地である海側は被害がかなりひどい状況でした。市内を自転車で走っているだけで、何度もタイヤがパンクしました。道路のあちらこちらに段差ができていて、気を付けて走っているつもりでも避けられませんでしたね。