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安野光雅を知る


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画像:安野光雅の世界1974→2001

『安野光雅の世界1974→2001』

平凡社/編 平凡社 2001年

  1974年から2001年までに刊行された著作のうち70点を、装丁や挿絵、あとがきとともに年代順で紹介しています。『イギリスの村』『旅の絵本』など、世界の国々を旅した安野が各地の風景を描いたもの、『がまの油』『きりがみいろはかるた』などの切り絵を使った作品、デザイン性の高い書体と挿絵を用いた『ABCの本』など、著者の幅広い作風に驚かされます。装画の美しいエッセイ集も紹介されており、画家としての力量が伝わる作品集です。

画像:かんがえる子ども

『かんがえる子ども』

安野光雅/著 福音館書店 2018年

  自分で考え、驚きとともに発見することの大切さ・面白さを、絵本を通して子どもに伝えてきた著者が、「子ども」「学ぶこと」「考えること」をテーマに綴ったエッセイです。「『学問』とは、何がほんとうか、何が嘘かを判断していく、そのためにある」「本を読むことは、心の体操」など、自身の子ども時代を振り返りつつ、教師や子育ての経験からの言葉が紡がれています。デビュー作『ふしぎなえ』についての創作秘話も収録。

画像:安野光雅 自分の眼で見て、考える

『安野光雅 自分の眼で見て、考える』

安野光雅/著 平凡社 2019年

  安野光雅が晩年に出版した回想録。「絵描きになりたい」という気持ちを少年の頃から持ち続け、絵を描いているときがいちばん幸せだという彼。日常の身近な風景や歴史の一コマを自分の眼で丁寧に見つめ、感じたことを言葉や絵で残すことの大切さを説いています。徴兵による軍隊生活、上京後の美術教師時代、福音館の社長だった松居直に後押しされて描いた最初の絵本の話、世界を旅して各地の風景を記録する様子などが語られます。

画像:はじめてであう安野光雅

『はじめてであう安野光雅』

安野光雅・森田真生 ほか/著 新潮社 2023年

  安野光雅が画家になるまでの生い立ち、絵本を出版することになったきっかけ、装幀家としての仕事などを、写真や図版を多用して紹介するビジュアルブック。彼を知る上でまず手に取るのに最適です。司馬遼太郎や井上ひさし、高峰秀子など、装丁や挿絵の仕事を通じた他の作家との交流や、40年に渡って絵本づくりを共にした童話屋の編集者へのインタビューなど、創作活動への意欲と自由さに驚きが隠せません。著作リストあり。

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