
浦安市立図書館の蔵書は、他の多くの公共図書館と同じく、日本十進分類法(NDC)と呼ばれる規則に従って、内容別に分類され、配列されています。図書館では、館内のいくつかのスペースで展示を行い、関連資料をご覧いただくことができるようにしています。展示を行うにあたり、それぞれその分野の基本図書を確認し、必要な資料を補充してコレクションを充実させることも行っています。
社会科学グループは「コレクションを充実させる」という目的に重きを置き、NDC をもとに、社会学(NDC360)、法学(320)、政治学(310)、経済学(330)、民俗学(380)、園芸・造園(620)、観光(680)、通信事業(690)の展示を企画し、当該分野の基本図書の確認、欠本補充などを総合的に行ってきました。今回は、産業分野から NDC670 の「商業」を取り上げ、複数の典拠から古典とみなされる基本図書をリストアップし、さらに近年出版された代表的と思われる資料を確認しました。
商業は、売り手と買い手の信頼関係から成り立つ産業です。日本においては「伊勢商人」「近江商人」「大坂商人」などが有名ですが、江戸時代には五街道などの交通が整備され、全国的な物流網が確立しました。このことにより貨幣経済が発展し、近江商業の基盤が築かれ、現代のビジネスへ繋がっています。
今回の展示では、商業や交易の歴史から、小売店での売買、宣伝戦略やマーケティングまで、幅広くご紹介します。図書館の資料で「商いの世界」の知識を深めていただければ幸いです。
令和8年3月 蔵書構成検討委員会 社会科学分野


