写真集・その他
日本国内の島や、世界の辺境の地への旅をライフワークとして、TVのドキュメンタリー番組に出演するほか、写真集も発表。また、デビュー作『さらば国分寺書店のオババ』をはじめ、氏の膨大な仕事の全貌が明らかになる集大成本『自走式漂流記 1944−1996』などエッセイも数多く発表している。全国の麺を紹介した『すすれ!麺の甲子園』など、日本各地の食べ物レポートも出版している。
製作プロダクション「ホネ・フィルム」を設立し、映画監督として『ガクの冒険』『白い馬』『うみ・そら・さんごのいいつたえ』を製作するなど、様々なジャンルで活躍している。
製作プロダクション「ホネ・フィルム」を設立し、映画監督として『ガクの冒険』『白い馬』『うみ・そら・さんごのいいつたえ』を製作するなど、様々なジャンルで活躍している。
『トンカチからの伝言』
椎名誠 集英社 1985
「週刊文春」に連載中のエッセイ『風まかせ赤マント』の、2005年10月13日号から2006年10月5日号までを収めた第19冊目。本書には、連載開始から16年、800回目の連載も収録。世の中の無用なもの、バカバカしいもの、腹立たしい人々を軽快洒脱に語るこの人気エッセイには、世界中を旅してきた著者ならではの世界観と人への愛情が感じられる。著者が自由自在に操る気持ちのいい日常語も魅力。
『すすれ!麺の甲子園』
椎名誠 新潮社 2008
“どこのどの麺が本当に「うまいのか」を決定すべく、全国津々浦々からの自由参加による、麺の全国大会を開催することをここに宣言する。”こんな大会宣言から始まる麺の甲子園!食に関する随筆も多い著者が1年半かけて全国を歩いて食べて綴った麺の取材記。どの頁をめくっても全国各地の代表麺たちの熱い戦いが実況中継されている。巻末には決勝トーナメントに残った24の麺店舗情報あり。実は本書は第2回目大会。第1回麺の甲子園は『全日本食えば食える図鑑』に収録。
『ナマコのからえばり』
椎名誠 毎日新聞社 2008
シイ(ナマコ)ト。椎名誠の真ん中には「ナマコ」がある。月刊誌、新聞等、毎月20〜24本の締切りを抱えた著者が、新たに取り組んだ週刊誌連載のエッセイ集。ナマコを皮切りに、健康、食、言葉、海外事情…、世間のニュースやゴシップに関心がないと言いつつも、自らに引き寄せて気楽に書いていながら、おもしろい。テーマを持った一味違うエッセイ集である。なお、現在も「サンデー毎日」(毎日新聞社)で連載中。