本の表紙をクリックすると、
図書館検索システムにリンクします。
表紙画像は無断転載を禁じます。
『サラダ記念日』
俵万智 /著 河出書房新社 1987年
当時25歳の現役高校教師によるこの歌集は、若い女性の目を通した日常の風景や、恋の情景などを切り取った歌で、短歌になじみの薄かった多くの人たちの心を掴み、歌集としては異例の280万部を超えるベストセラーとなりました。以降、「○○記念日」という言葉が広まり、さまざまな記念日が作られるきっかけになったことからも、社会に与えた影響の大きさが伺えます。
『なんとなく、クリスタル』
田中康夫 /著 河出書房新社 2016年
バブル期直前の東京を舞台に、女子大生のきらびやかな生活が描かれます。当時の流行を象徴するサン・ローランやルコントなど、実在のブランドや店舗名が登場し、それぞれに詳細な注釈が付され、解説されます。小説というよりも、時代の空気感を驚くほどリアルに伝え、当時の若者文化を写し出すバイブル的存在となりました。作中に登場するブランド志向で自由奔放な若者たちを指す言葉として、「クリスタル族」という言葉が生まれました。
