図書館報・図書館概要
浦安市立図書館報 第97号
特集 浦安市立中央図書館40周年記念
40年の図書館のあゆみと日本
2.貸出冊数の節目と日本の様子
これまでに、利用者の皆さまには、たくさんの資料を借りていただきました。その積み重ねの節目となった時期に、どんな出来事があったのか、関連する資料といっしょに振り返っていきます。
貸出し冊数1,000万冊突破! 平成5年(1993年)…「Jリーグ開幕、スポーツをファッショナブルに楽しむ風潮ができる」
現代でも多くの人々に親しまれている、日本のプロサッカーリーグであるJリーグ。この開幕節があったのは、平成5年(1993年)のことでした。この年は10クラブが参加し2ステージ制で行われました。5 月15日に行われたヴェルディ川崎対横浜マリノスが第一試合で、国立競技場には59,626人もの観客が詰めかけました。現在とは名前の違うチームなどもあったようで、振り返ってみると思わぬ発見があるかもしれませんね。
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2,000万冊 平成12年(2000年)…「2000年問題」
2,000万冊到達は、偶然にも2000年でした。コンピュータが普及し始めて間もない当時、開発設計の制限から、西暦年号を下2ケタで処理する仕様になっていました。このため、2000年前後になると1900年と2000年が区別できないことから、世界規模で様々な不具合が起こるのでは?と予想されていました。アメリカを中心とした国家プロジェクトとして対策が取られました。そのおかげか、大きな問題には至らなかったそうです。
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3,000万冊 平成18年(2006年)…「第一回WBC開催」
令和5年(2023年)にも開催され、選手の活躍により日本が優勝を果たしたワールド・ベースボール・クラシック。第1回が開催されたのは、平成18年(2006年)の事でした。16か国のチームで行われ、第1ラウンド、第2ラウンド、決勝トーナメントを経て、日本が優勝しました。この年のMVPは、投手の松坂大輔選手でした。
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4,000万冊 平成22年(2010年)…「小惑星探査機はやぶさ、地球に帰還」
平成15年(2003年)に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星イトカワに到着して、数々のトラブルを乗り越えて地球へと無事帰還したのが、平成22年(2010年)6月13日の事でした。イトカワの物質の持ち帰りはもちろん、往復の宇宙飛行を実現させたことで、技術の進歩にとって大きな功績となりました。
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5,000万冊 平成27年(2015年)…「大村氏、梶田氏 ノーベル賞受賞」
この年のノーベル賞受賞者のうち、ノーベル生理学・医学賞に大村智・北里大特別栄誉教授らに、ノーベル物理学賞に梶田隆章・東京大宇宙線研究所長らが選ばれました。大村氏らは、途上国を中心に2億人以上が使用する「イベルメクチン」という抗寄生虫のもとになる物質を発見しました。また、梶田氏らは、岐阜県飛騨市の巨大観測装置「スーパーカミオカンデ」を使った研究で、素粒子ニュートリノに質量があることを発見し、物理学の常識を覆して宇宙論などに大きな影響を与えました。
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6,000万冊 令和3年(2021年)…東京オリンピック・パラリンピック開催
令和3年(2021年)は、1964年以来となる東京でのオリンピック・パラリンピックが開催されました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、予定されていた令和2年(2020年)から一年間延期しての開催となりました。大会運営にも大きな影響がありましたが、33競技339種目が実施され、オリンピックには11,420人、パラリンピックには4,393人もの選手が参加しました。
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