その他
厚生統計要覧
厚生労働省大臣官房統計情報部 編 厚生統計協会
厚生労働省において作成される厚生関係の諸統計を中心として各省庁および民間において作成された人口や世帯等の統計を加えて総合的に取りまとめたもの。人口・世帯、保健衛生、社会福祉、老人保健・医療、社会保険、社会保障等の6章がある。健康・医学関係では、医療や薬事に関する統計を中心にした第2編が便利。掲載された統計は厚生労働省のホームページからも確認できる。最新は平成18年度版。
国民衛生の動向
厚生統計協会 編 厚生統計協会
月刊誌『厚生の指標』の臨時増刊として毎年刊行。国民衛生の現状と動向について、統計データと各種の資料とともに解説がされている。構成や記述が平易なため医療や衛生行政の関係者以外にも理解しやすい。2006年度版では生活習慣病、労働衛生、環境保険などについて事項の追加と整理されている。最新は2006年版。
医療問題の本全情報 1996−2003
日外アソシエーツ株式会社 編 日外アソシエーツ
1996年から2003年までの期間に期間に国内で刊行された医療問題に関する10,927点の図書を「医療と行政」「医薬品」「医療施設・医療者」「医療と社会・福祉」「医療と倫理」「病気・難病」「東洋医学」「医療と健康」「医療問題全般」の9分野に区分して掲載している。各分野にはさらに事項別の小見出しが設けられていて、見出し一覧と50音順の索引から資料を探すことが出来る。見出し一覧と50音順の索引から資料を探すことが出来る。掲載された図書については書誌事項の他に「内容」という記載があり目次の確認が出来る。
健康・食事の本全情報 1993−2004
日外アソシエーツ株式会社 編 日外アソシエーツ
1993年から2004年までの期間に国内で刊行された「健康」と健康管理という意味での「食事」に関する10,207点の図書を「健康」「医学・医療」「健康管理」「健康法」「食事と健康」「健康食」「栄養」「薬」「病気の知識」「治療法」「病気別治療法」の11分野に区分して掲載している。11の分野にはさらに事項別の小見出しが設けられて、見出し一覧と50音順の索引から資料を探すことが出来る。掲載された図書については書誌事項の他に「内容」という記載があり目次の確認が出来る。
図解PubMedの使い方 第3版
阿部信一、奥出麻里 著 日本医学図書館協会
PubMedとは、米国国立医学図書館(National Library of Medicine,NLM)が作成する医学文献データベースMEDLINEをインターネットで無料公開している検索サービスのこと。本国米国以外でもっともアクセスの多いのが日本である。PubMedのサービス対象は主に医療専門家・研究者だが、本書では医療関係者のみならず患者とその家族の自己決定の助けともなるように、類書中では比較的平易に書かれた利用ガイドとなっている。また、一般向け医学情報検索サイトであるMEDLINEPlusについての解説も掲載されている。
患者さんへの図書サービスハンドブック
全国患者図書サービス連絡会 編 大活字
浦安市立図書館では、浦安市川市民病院、順天堂浦安病院と共同で患者さんへの図書サービスコーナーを運営しており、浦安市川市民病院では入院小児への読み聞かせも行なっている。本書はこのような患者さんへの図書サービスを行なう際の実務マニュアルであるが、第5章の「医学情報サービス」では患者やその家族が病気やその治療法について知りたいときの対応について解説されており、やや情報が古くなっているが有用である。
健康・医学情報を市民へ
奈良岡功[ほか] 著 日本医学図書館協会
現在の日本では、医療専門家ではない一般の人が病気について詳しく分かりやすい情報を得る手段は限られている。しかし近年になって、患者用図書室の開設や医療スタッフ用図書室の一般公開をする病院や医学・健康関連の情報提供サービスに取り組む公共図書館が現れてきた。本書はこうした動きを概説した資料。病院や公共図書館による健康・医学情報の提供についての解説、医学専門書を患者に公開している病院図書室の事例報告、海外の先進事例としてアメリカの消費者健康情報提供サービスの解説などが掲載されている。