浦安市立図書館

略歴・デビュー作

50年間のベストセラー
   ベストセラー ベスト3   時代背景
(主に出版関係)
1位 2位 3位
1957年(S32) 挽歌 美徳のよろめき 愛のかたみ 高度経済成長期
原田康子著 三島由紀夫著 田宮虎彦・田宮千代著  * よろめき文学の流行
1958年  人間の条件 陽のあたる坂道 人間の壁 出版物の国際交流が活発化
五味川純平著 石坂洋次郎著 石川達三著 週刊雑誌の創刊相次ぐ
1959年  にあんちゃん 論文の書き方 不道徳教育講座 月刊雑誌をしのぐ週刊雑誌の流行
安本末子著 清水幾太郎著 三島由紀夫著 音の出る雑誌(ソノシート)が創刊
1960年  性生活の知恵 私は赤ちゃん どくとるマンボウ航海記 35年の労作『大漢和辞典』完結
謝 国権著  * 松田道雄著 北 杜夫著 ノン・フィクションの異色ものが続出
1961年  英語に強くなる本 何でも見てやろう まぁちゃん・こんにちは 記憶術ものと推理ものが流行
岩田一男著  * 小田 実著 山本祐義著 週刊誌のデラックス化が進む
1962年  易入門 愛と死のかたみ 野生のエルザ 低価格本(ペーパー・バックス)が流行
黄 小娥著  * 山口清人・久代著 ジョイ・アダムソン著 著しい女性週刊誌の進出
1963年  危ない会社 女のいくさ 徳川家康 ペーパー・バックスの氾濫
占部都美著  * 佐藤得二著  * 山岡荘八著 本格的グラフィック誌『太陽』(平凡社)創刊
1964年  愛と死をみつめて 日本の文学 山田風太郎忍法全集 東京オリンピック開幕に伴い関係書続出
河野 実・大島みち子著 谷崎潤一郎・川端康成他編 山田風太郎著  * 『愛と死をみつめて』が映画化、流行歌に
1965年(S40) 日本の歴史 なせばなる 南ヴェトナム戦争従軍記 ベトナム戦争拡大による関係書の続出
井上光貞・竹内理三他著 大松博文著  * 岡村昭彦著 百科事典が相次いで出版される
1966年  氷点 海軍主計大尉小泉信吉 山本五十六 文学全集が相次いで出版される
三浦綾子著 小泉信三著 阿川弘之著 宗教書、人生論関係書が盛況
1967年  頭の体操(第1集) 華岡青洲の妻 頭の体操(第2集) 文学全集に続き詩の全集が相次いで出版される
多湖 輝著 有吉佐和子著 多湖 輝著 “明治100年”を記念した関係書続出
1968年  どくとるマンボウ青春記 民法入門 こんな幹部は辞表をかけ 川端康成がノーベル文学賞を受賞
北 杜夫著 佐賀 潜著  * 畠山芳雄著 個人全集が相次いで出版される
1969年  天と地と 都市の論理 赤頭巾ちゃん気をつけて 経営、コンピュータなどハウツーもの盛況
海音寺潮五郎著 羽仁五郎著 庄司 薫著 テレビとベストセラーとの関係が多彩・顕著に
1970年  冠婚葬祭入門 誰のために愛するか 冬の旅 三島由紀夫の自殺で関係本出版相次ぐ
塩月弥栄子著  * 曽野綾子著 立原正秋著 公害関係書・告発書の出版が盛んに
1971年  日本人とユダヤ人 二十歳の原点 ラブ・ストーリィ 4大文庫(岩波、新潮、角川、講談社)時代
イザヤ・ベンダサン著 高野悦子著 E・シガール著 多岐にわたる中国関係書出版される
1972年  恍惚の人 日本列島改造論 坂の上の雲、 田中角栄首相の関連書が盛況
有吉佐和子著 田中角栄著  * 司馬遼太郎著 復刻本が相次いで出版される
1973年  日本沈没 ぐうたら人間学 にんにく健康法 オイルショックで用紙不足の危機に
小松左京著 遠藤周作著 渡辺 正著  * 雑誌の多様化、細分化が顕著になる
1974年  かもめのジョナサン ノストラダムスの大予言 やせる健康食 『文藝春秋』の記事が田中首相退陣をもたらす
リチャード・バック著 五島 勉著 中村鉱一著 * オカルト本の出版相次ぐ
1975年(S50) 播磨灘物語 複合汚染 眼がどんどんよくなる 地方出版物への関心高まる
司馬遼太郎著 有吉佐和子著 ハロルド・ペパード著  * なぞなぞ本、タレント本の流行
1976年  翔ぶが如く 限りなく透明に近いブルー 不毛地帯 文庫、戦国時代に突入する
司馬遼太郎著 村上 龍著 山崎豊子著 ムック、カタログ誌、情報誌などの登場
1977年  間違いだらけのクルマ選び ルーツ エーゲ海に捧ぐ メディアミックスによるヒット(角川春樹商法)
徳大寺有恒著 A.ヘイリー著 池田満寿夫著 女性雑誌の不振と漫画雑誌の好調
1978年  和宮様御留 不確実性の時代 不毛地帯、 “活字離れ”の傾向が顕著になる
有吉佐和子著 ガルブレイス著 山崎豊子著 新人・ベテランともに女性作家が活躍
1979年  算命占星学入門 天中殺入門 四季・奈津子 出版・読書関係書の刊行が盛んに
和泉宗章著  * 和泉宗章著 五木寛之著 精神世界に関する本が静かな流行
1980年  シルクロード 項羽と劉邦 ノストラダムスの大予言 山口百恵『蒼い時』が1ケ月で100万部を記録
NHK取材班他著 司馬遼太郎著 五島 勉著 “江戸もの”がいっせいに出揃う
1981年  窓ぎわのトットちゃん なんとなく、クリスタル アクション・カメラ術 創刊誌ブーム、休廃刊も多くかげり現象
黒柳徹子著 田中康夫著 馬場憲治著  * 大型書店の出店・増床相次ぐ
1982年  悪魔の飽食 プロ野球を10倍楽しく見る方法 窓ぎわのトットちゃん ミリオンセラー3点、ベストセラーが大型化
森村誠一著 江本孟紀著 黒柳徹子著 新書発行部数が大幅に増加
1983年  気くばりのすすめ 積木くずし 探偵物語 浦安市立中央図書館開館
鈴木健二著 穂積隆信著 赤川次郎著 “ニューメディア元年”で関連書が続出
1984年  愛のごとく 天璋院篤姫 伝われ、愛 浅田彰ブームで人文・社会書が活性化
渡辺淳一著 宮尾登美子著 中島みゆき著 昭和60年を前に幅広い昭和史もの続出
1985年(S60) 女の器量はことばしだ 豊臣秀長 アイアコッカ 文庫に新しい動き、教養中心の文庫創刊
広瀬久美子著 堺屋太一著 L・アイアコッカ著 読書を絞り込んだ雑誌創刊、細分化進む
1986年  化身 自分を生かす相性・殺す相性 知価革命 バブル景気が始まる
渡辺淳一著 細木数子著  * 堺屋太一著 『現代用語〜』vs『イミダス』はじめ、企画が競合
1987年  サラダ記念日 ビジネスマンの父より息子への 塀の中の懲りない面々 文芸書からビジネス書までカセット本大当り
俵 万智著 30通の手紙     K・ウォード著 安部譲二著 マンガで解説する本が流行
1988年  ノルウェイの森 こんなにヤセていいかしら ダンス・ダンス・ダンス 女性誌、モノマガジンの創刊が盛んに
村上春樹著 川津祐介著  * 村上春樹著 反原発が盛り上がり関連書連動して伸びる
1989年(H1) TUGUMI キッチン 下天は夢か 新元号に伴い緊急出版が続出
吉本ばなな著 吉本ばなな著 津本 陽著 10代、20代女性読者による“ばなな現象”
1990年  愛される理由 「No」といえる日本 うたかた 中高年向け雑誌創刊相次ぐ
二谷友里恵著 盛田昭夫・石原慎太郎著 渡辺淳一著 地球環境問題に高い関心、多様な企画
1991年  もものかんづめ だから私は嫌われる 真夜中は別の顔 湾岸戦争、東欧情報の関連書が多数刊行
さくらももこ著 ビートたけし著  * S・シェルダン著 バラエティに富んだミリオンセラーが誕生
1992年  さるのこしかけ それいけ×ココロジー わが友本田宗一郎 バブル崩壊で休刊誌続出
さくらももこ著 それいけ!!ココロジー編 井深 大著 テレビ番組から生まれた本が売れる
1993年  マディソン郡の橋 磯野家の謎 日本改造計画 「謎」を検証する類書50冊を超える
R・J・ウォラー著 東京サザエさん学会編 小沢一郎著 小沢本ベストセラーに、連立政権関連書も
1994年  大往生 マディソン郡の橋 日本をダメにした9人の政治家 大江健三郎がノーベル文学賞を受賞
永 六輔著 R・J・ウォラー著 浜田幸一著 “マルチメディアブーム”背景に関連書続出
1995年  ソフィーの世界 フォレスト・ガンプ 松本 阪神・淡路大震災で記録書、防災書相次ぐ
J・ゴルデル著 W・グルーム著 松本人志著 オウム真理教事件で多様な関連書刊行
1996年  脳内革命 「超」勉強法 神々の指紋 1年で6点ものミリオンセラーが出現
春山茂雄著 野口悠紀雄著 G・ハンコック著 CD-ROMによる電子出版が盛んに
1997年  失楽園 少年H 鉄道員(ぽっぽや) メディアミックスで『失楽園』ミリオンセラー
渡辺淳一著 妹尾河童著 浅田次郎著 本のインターネット販売が本格化
1998年(H10) 大河の一滴 幸福の革命 他人をほめる人、けなす人 景気回復の遅れによる出版不況
五木寛之著 大川隆法著  * F・アルベローニ著 CD-ROM版百科事典、大型辞典・事典刊行続く
1999年  五体不満足 日本語練習帳 繁栄の法 インターネット販売の多様化、急速な進展
乙武洋匡著 大野 晋著 大川隆法著  * 相次ぐ新書の創刊とベストセラー化
2000年  だから、あなたも生きぬいて ハリー・ポッターと賢者の石 話を聞かない男、地図が読めない女 「子ども読書年」が読書推進の動きを促進
大平光代著 J・K・ローリング著 アラン・ピーズ他著 読者を絞り込んだ文庫の創刊ラッシュ
2001年  チーズはどこへ消えた? ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ハリー・ポッターと賢者の石 同時多発テロ事件発生で関連書続々緊急出版
スペンサー・ジョンソン著 J・K・ローリング著 J・K・ローリング著 とどまるところを知らない“ハリポタ旋風”
2002年  生きかた上手 声に出して読みたい日本語 世界がもし100人の村だったら 『ハリー・ポッター』第4巻初版部数が230万部
日野原重明著 齋藤 孝著 C・D・ラミス著 『生きかた上手』好調で「死後本」が続出
2003年  バカの壁 世界の中心で、愛をさけぶ トリビアの泉 『バカの壁』260万部突破で“養老本”続出
養老孟司著 片山恭一著 フジテレビ・トリビア普及委員会編 仏教関連書が盛況、ワンテーママガジンも
2004年  世界の中心で、愛をさけぶ バカの壁 グッドラック “セカチュー”が映画化、ドラマ化で大ヒット
片山恭一著 養老孟司著 アレックス・ロビラ他著 『冬のソナタ』を契機に韓流ブーム起こる
2005年  頭がいい人、悪い人の話し方 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン 文字・活字文化振興法が成立
樋口裕一著 山田真哉著 リリー・フランキー著 ブログ本相次ぐ、ベストセラーも
2006年  国家の品格 東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン ダ・ヴィンチ・コード 教育基本法・憲法関連書が続出
藤原正彦著 リリー・フランキー著 ダン・ブラウン著 格差社会を反映した類書相次ぐ
※ *は浦安市立図書館未所蔵
※ ベストセラーのデータは 出版年鑑編集部.戦後61年のベストセラーズ.出版年鑑 平成19年版 1(資料・名簿編).東京,出版ニュース社,2007,p.371-p.400.(ISBN978-4-7852-0127-2) より引用
※ 時代背景は 出版ニュース社.出版データブック改訂版1945〜2000.東京,出版ニュース社,2002,255p.(ISBN4-7852-0102-9)、 出版年鑑編集部.出版・読書界の10大ニュース.出版年鑑 平成19年版 1(資料・名簿編).東京,出版ニュース社,2007,p.360-p.370.(ISBN978-4-7852-0127-2) より引用


浦安市立図書館 2007年1月〜9月ベストリーダー     
1位容疑者Xの献身東野圭吾著6位町長選挙奥田英朗著
2位名もなき毒宮部みゆき著7位ガール奥田英朗著
3位赤い指東野圭吾著7位秋の森の奇跡林 真理子著
4位東京タワー―オカンとボクと、時々、オトンリリー・フランキー著9位チーム・バチスタの栄光海堂 尊著
5位誰か宮部みゆき著10位陰日向に咲く劇団ひとり著
特集
Copyright (C) 2007 浦安市立中央図書館