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画像:深読み!絵本『せいめいのれきし』

『深読み!絵本「せいめいのれきし」』

真鍋真/著 岩波書店 2017年

カンブリア紀から新生代に至るまで、約5億4100万年に及ぶ生命体の変遷を描いた絵本『せいめいのれきし』。初版の1964年から50年以上が経過し、最新の研究で発見された事象を元に改訂作業を担当した著者が、絵本の中に描かれている動植物や各時代の背景などについて優しい語り口で説明します。三葉虫や恐竜などの誕生と絶滅、動物の進化など、歴史の連続性を再認識できます。

ザ・パーフェクト

『ザ・パーフェクト―日本初の恐竜全身骨格発掘記』

土屋健/著 誠文堂新光社 2016年

北海道・むかわ町穂別。2003年にアマチュア化石収集家によって町の博物館に持ち込まれた化石が、10年後、日本初の恐竜全身骨格の発見に繋がるとは誰も想像していなかった…。むかわ町立穂別博物館の学芸員・西村氏、北海道大学総合博物館の恐竜研究第一人者・小林快次博士、化石のクリーニング担当・下山氏、恐竜で町おこしを計画する竹中町長など、どのような人々がこの大発見に関わったかを描きます。

画像:フタバスズキリュウ

『フタバスズキリュウもうひとつの物語』

佐藤たまき/著 ブックマン社 2018年

首長竜研究の第一人者、東京学芸大学准教授・佐藤たまきの自伝。幼いころから恐竜に夢中、研究のために両親の反対を押し切って海外へ留学、帰国後にフタバスズキリュウの主要な形質を全て記述する「記載作業」に関わるなど、その半生は古生物好きから生まれるパワーと好奇心が全体にあふれています。フタバスズキリュウの発見者・鈴木直、及び学名命名論文を共同執筆した阿瀬川善和・真鍋真との対談、鼎談も収録。

画像:ダイナソー・ブルース

『ダイナソー・ブルース ―恐竜絶滅の謎と科学者たちの戦い』

尾上哲治/著 閑人堂  2020年

1980年代、恐竜絶滅は小惑星の衝突が原因であるという学説が発表されました。現在では最有力説となっていますが、ここに行き着くまでには火山噴火説、漸進的滅亡説などを頑なに主張する反対派との攻防があったのです。本書は、科学者たちが議論を通して衝突説が多くの人に受け入れられていく様子を、ミステリ仕立てで描いています。

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