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学園★活劇

画像:屋上ミサイル

屋上ミサイル

山下貴光/著 宝島社文庫 2010年

高校2年生のアカネは、校舎の屋上で、国重・沢木・平原の三人の男子と知り合う。某国の大統領が拉致され、テロ組織がミサイル発射予告をしたというニュースが世間を騒がせる中、アカネたちは屋上の平和を守るために“屋上部”を結成する。死体の写真を拾ったり、拳銃が持ち込まれたりと、次々とおこる問題に屋上部が挑む!
 第7回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。世界平和よりも目の前のことに全力で立ち向かう四人の青春活劇。(初出2009年)

画像:坂東蛍子、日常に飽き飽き

坂東蛍子、日常に飽き飽き

神西亜樹/著 新潮文庫nex 2014年

坂東蛍子は、容姿端麗にして学業優秀、運動神経も抜群な高校2年生。目下の悩みは、親友と絶交状態にあることだ。そんな彼女は、誘拐事件のタクシーに便乗したり、人形の国に迷い込んだりと、なぜか行く先々で事件に遭遇する。ところが当の本人はそのことに全く気付かず、巻き込まれた周りの人間(または魂を持ったぬいぐるみやら地球外生物やら)が毎回苦労することに…。第1回新潮nex大賞受賞作。

画像:クララ白書

クララ白書

氷室冴子/著 集英社 1980年

中学3年生の桂木しのぶは、父の転勤を機に、徳心学園中等科の寄宿寮・クララ舎に入ることになった。しかし、上下関係の厳しい寄宿舎に最上級生として入るため、とんでもない課題が与えられた。同時に編入する紺野蒔子、佐倉菊花とともに、真夜中に鍵のかかった食堂の厨房に忍び込み、寄宿生たち45人分のドーナツをつくらなければならないのだ!
ライトノベルのはしりともいえる、軽妙な語り口の学園コメディ。続編に『アグネス白書』がある。

画像:白球アフロ

白球アフロ

朝倉宏景/著 講談社文庫 2016年

恭一の所属する等々力高校の弱小野球部に、黒人とのハーフである転校生クリスが入部してきた。190p近い長身の彼はバッターボックスに入るだけで相手チームに威圧感を与える。しかしクリスはバントを指示する監督のサインを無視したり、髪形やユニフォームの着方に意見をしたりと、チーム内に不和が生まれて…。日本スタイルの野球に疑問をぶつけるクリスと、それをなんとかしようとする恭一たちが、軋轢や衝突を繰り返しながらもお互いが成長していく青春野球小説。(初出2013年)

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