遊ぶ
まだある。こども歳時記 夏休み編
初見健一/著 大空出版 2010年
著者は昭和42年東京生まれ。本書には、昭和50年代の小学生の夏休みについて、行事や日々のできごと等が中心に書かれている。よくこんな細かいことまで覚えているなあと、著者の記憶力には脱帽する。と同時に、今でも十分現役中の商品がまだこんなにあって、しかも古臭さを感じないことに、改めてロングセラー商品の実力に感心する。
ラジカセforフューチャー
松崎順一/編著 熊谷朋哉/編 誠文堂新光社 2016年
CD普及以前に世界で最も普及していた音楽メディアがカセットテープ(カセット)である。ラジオ番組やレコードを録音して、オリジナルのカセットを作ったことがある人は多いだろう。また、スピーカーが付き、持ち運びができるラジカセは、ヒップホップ・カルチャーにも大きな影響を与えた。誰もが簡単に音楽や文化の共有ができるメディアとして、カセットとラジカセを再評価した一冊である。
日本カセットテープ大全
辰巳出版 2015年
ここ数年カセットテープが流行っており、海外も含めカセットテープで新譜をリリースするアーティストも増えている。本書には歴代のテープの年表があり、テープを活用していた世代にとっては、自分だけの一点ものを作った当時の思い出が懐かしく蘇ってくるだろう。10代、20代の若者にとっては、新鮮に感じるカセットテープの魅力、その楽しみ方がよくわかるのではないだろうか。
ファミコンクエスト
冨島宏樹/著 三才ブックス 2015年
国民的ゲーム機と呼ばれたファミリーコンピュータ=ファミコン。1983年に誕生し、家庭用ゲーム機として瞬く間に普及し、その影響は計り知れないものがあった。先日、任天堂から復刻版が発売されるなど、人気はマニアだけのものではないようだ。本書は、年ごと、ジャンルごとに名作ソフトを紹介するものである。カラーのゲーム画面が懐かしい当時を思い出させてくれる。