食べる
まだある。大百科〜お菓子編〜
初見健一/著 大空出版 2008年
長く売れ続けていれば、商品の歴史もまたおもしろい。著者が丹念に調べたその歴史には、思わず唸ってしまうところもある。そして同時に、ロングセラーのお菓子を見れば、どんな世代も、自分の中にその思い出が眠っていることに気づくことだろう。筆者の思い出を読んだ後は、自分の思い出を懐かしく思い返してみよう。文庫「まだある。」シリーズを更に詳細にした単行本版。
昭和のお菓子
玄光社 2013年
1913年に発売された「森永製菓のミルクキャラメル」から、1980年代発売の「ガリガリ君」まで、誰でも一度は目にした食べたことのある懐かしいお菓子が、年代別に個々のパッケージ写真と当時の価格、解説付きで紹介されている。デザインの変遷も楽しめ、当時のパッケージや製造中止になったお菓子たちを見ていると、その味と子ども時代を思い出し、復活を熱望したくなる。
日本懐かしアイス大全
アイスマン福留/著 辰巳出版 2015年
子どもの頃、好きだったアイスを覚えているだろうか?昭和の時代には、国民が全員知っているようなアイスや、今なお愛され続けているロングセラーのアイスが誕生した。本書では、昭和の“懐かしアイス”にスポットをあて、当時のテレビCMもあわせて紹介している。「こんなアイスあったな。」と懐かしくなる思い出のアイスにきっと再会できるだろう。
魔法のラーメン発明物語
安藤百福/著 日本経済新聞社 2002年
世界初の即席めん「チキンラーメン」や、カップめん「カップヌードル」を発明した安藤百福氏の自叙伝。即席めんは、日本人の食生活に大きな変化をもたらし、国内の食品産業を発展させただけでなく、世界にも広がっていった。輝かしい成功やブームだけでなく、失敗についても率直に語っているが、一貫しているのは、人間にとって食が一番大事であるという強い信念である。