わたしはマララ
マララ・ユスフザイ+クリスティーナ・ラム/著
金原瑞人+西田佳子/訳 2013年
女の子が学校に行く。自分の意見を言う。世界には、こんな当たり前のことが当たり前じゃない国があります。パキスタン人の少女マララさんは、「すべての子どもに教育を」と訴えて、武装勢力から銃撃されました。一命をとりとめたマララさんは、その後も女の子の教育のために活動しています。16歳の少女が書いた、壮絶な記録です。
対訳武士道
新渡戸稲造/著 奈良本辰也/訳
新渡戸稲造博士と武士道に学ぶ会/編 三笠書房 2016年
某テレビドラマで主人公が用いた台詞として、一躍、注目された「武士道」。関連の図書も多く出版されました。こちらは対訳版なので、英文を読むこともできます。武士道について、さらに知識を深めることができる詳細な解説や写真なども豊富です。強く生きる力は「武士道」に学ぼう!
ぼくは挑戦人
ちゃんへん/著 ホーム社 2020年
この本は国際的に活躍するジャグリングパフォーマーの半生の物語ですが、「自分語りかあ…」と手に取らないとしたらもったいない! 民族差別を背景とした壮絶ないじめの体験や、「自分とは何者か?」という悩みを抱えながらも、著者は世界に飛び出して人と出会うことで、その答えを見出していきます。
理系アナ桝太一の生物部な毎日
桝太一/著 岩波書店 2014年
昆虫好きの少年時代から、中高時代の生物部での活動、そして大学での海洋生物との出会いまで、生き物たちとの日々が描かれています。文学少年だった著者が理系進学を決意したり、虫一筋だった研究対象が大学で徐々に変わっていったりと、進路や大学について悩んでいる人にも参考になるかもしれません。
ふるさとって呼んでもいいですか
6歳で「移民」になった私の物語
ナディ/著 大月書店 2019年
著者は6歳の頃イランから日本に移住し、習慣や言葉等様々な違いに悪戦苦闘しながらも、日本で成長していきます。見た目が外国人なので、偏見や差別などに遭い、辛い思いも多く受けてきました。移民問題はどこか他人事と思っている私達に「そんなことない! ここにいるよ!」とナディさんの声が聞こえてくるような気がします。
ドキドキしちゃう 岡本太郎の“書”
岡本太郎/著 平野暁臣/構成・監修
小学館クリエイティブ 2010年
大阪万博の「太陽の塔」で知られる岡本太郎は日本を代表する芸術家で、浦安市総合運動公園に「躍動の門」という作品があります。岡本太郎の書はダイナミックで、パワフルで、カラフル! 既成概念から解き放たれて、今にも自由に踊りだしそうです。