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2014ソチオリンピック

今年2月にロシアのソチで行われた冬季オリンピック。 日本勢はフィギュアスケート、スキージャンプ、スノーボード競技の個人・団体などで合計8つの メダルを獲得しました。日本では深夜の中継にもかかわらず、たくさんの人がテレビの前に釘付けとなりました。 
画像:『フィギュアスケートを100倍楽しく見る方法』

『フィギュアスケートを100倍楽しく見る方法』

荒川静香/著 講談社 2009年

昨今、日本でも多くの選手が活躍するフィギュアスケート。氷上で美しく舞う演技は本当に見とれてしまうほどである。一方で2004年には新採点方式が導入され、トリプルアクセルなどのジャンプも6種類あるなど、この競技のルールは複雑である。トリノオリンピック金メダリストの荒川静香選手が採点ルールや現在・過去の選手たちの情報をわかりやすく解説した1冊。

画像:『日本ジャンプ陣 栄光への挑戦!』

『日本ジャンプ陣 栄光への挑戦!』

折山淑美/著 世界文化社 2013年

葛西紀明選手、高梨沙羅選手ら6人のソチオリンピック有力選手と、3人のコーチングスタッフ、更にライバルである各国の強豪選手も紹介しつつ、男子と女子のジャンプの違い、日本ジャンプ界の歴史などにも触れられており、非常に読み応えがある。巻末にルール解説とジャンプ用語集もあり、一冊でジャンプ競技がまるごとわかる。

画像:『ぜんそく力 ぜんそくに勝つ100の新常識』

『ぜんそく力 ぜんそくに勝つ100の新常識』

清水宏保/著 ぴあ 2011年

長野オリンピックでスピードスケート500mの金メダリストとなった著者を知る人は多いが、喘息の持病があって幼少時から体が弱かったことを知る人は少ない。 小柄でも世界を相手に闘い、過酷な練習にも耐える精神力の原点は、幼少時に患った喘息にあったという。「家族のサポートのおかげで、ぜんそくに負けなかった、恩返しをしたいと思いました」という彼の思いに、勇気付けられる喘息持ちの方は多いのではないだろうか。本書タイトルには、喘息にへこたれず、あきらめず、いつでも「全速力」で生きようとする彼の人生観が刻み込まれている。

画像:『夢はトリノをかけめぐる』

『夢はトリノをかけめぐる』

東野圭吾/著 光文社 2006年

「本書は、事実にもとづいて書かれていますが、一部はあからさまにフィクションです。」これは本書の奥付に書かれている注意書きだ。本書は東野圭吾のトリノ・オリンピック現地観戦記を小説仕立てにしたものである。ウィンタースポーツに関心の深い著者らしく観戦記として実際に観戦した競技の様子なども記されているが、それよりも印象に残ったのは「冬のオリンピック」でなぜ日本はメダルが取れないのか、冬のオリンピック種目はなぜ日本ではマイナーな競技が多いのかについての考察や提言である。

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