浦安市立図書館

2020東京オリンピックに向けて

2020年のオリンピック開催に向けて動き出した日本。今から2020年までの準備期間が、実は経済的な成長戦略の観点から日本の運命を左右するという見方があります。より良い日本の未来のために、今から何をなすべきなのかが問われています。
画像:『夢を跳ぶ パラリンピック・アスリートの挑戦』

『夢を跳ぶ パラリンピック・アスリートの挑戦』

佐藤真海/著 岩波書店(岩波ジュニア新書)2008年

著者は大学生の時、手術をして右足の膝から下を失う。大学に戻るが、若さとエネルギーに満ち溢れている友人たちをみるのが辛い。ある日、就職説明会で出会った自由な社風の会社に魅力を感じ、応募して内定を勝ち取る。一方でスポーツ義足をつけ走り幅跳びを始め、パラリンピックに出場。最初は人生のゴールと思っていた出場が、今では通過点だと思えるようにまでなった。
2020年東京オリンピック招致のニュースでみた著者の笑顔が、この本を読むと浮かぶ。魅力あふれる女性の半生の記録として、特に若い方にこの本をおすすめしたい。

画像:『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』

『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』

松瀬学/著 扶桑社 2013年

2013年9月7日、ブエノスアイレスで発表された2020年東京五輪開催。そこに至るまでには様々な人々の多大な努力があった。白熱していた招致レースでいかにして東京は勝利を勝ち取ったのか。ライバル国との闘い、IOCという組織の正体や五輪報道に至るまでスポーツジャーナリストの著者が切り込む。

画像:『オリンピック・レガシー 2020年東京をこう変える!』

『オリンピック・レガシー 2020年東京をこう変える!』

間野義之/著 ポプラ社 2013年

レガシーとは遺産である。日本は過去に東京・札幌・長野の三都市でオリンピックが開催されており、これまでにも多くのレガシーが受け継がれてきた。都市インフラの整備や競技施設の建設といったかたちあるものに限らず、スポーツの振興やオリンピックを盛り上げる諸活動などは無形のレガシーとして挙げられる。2020年、二度目の東京オリンピックで私たちは未来に何を遺せるのか。

画像:『ニッポン五輪メダルプロジェクト』

『ニッポン五輪メダルプロジェクト』

岡田忠/著 朝日新聞社 2008年

本書は、オリンピックでメダルを勝ち取ってきた日本人アスリートの数々の苦難と栄光にみちた歴史をひもといた1冊。メダル奪取に向けた悲喜こもごものストーリーは、6年後の東京オリンピック開催に向けての、貴重な教訓となるはずである。巻末には、夏季・冬季各大会での日本人メダリストを金・銀・銅別に掲載、合計獲得メダル数が記載されている(2006年トリノ大会まで)。

画像:『東京大改造マップ2020』

『東京大改造マップ2020』

日経アーキテクチュア/編  日経BP社 2014年 

東京の街は、1964年に開催された東京オリンピックを機に大きく変貌した、と言われている。東海道新幹線、首都高速道路1号線や、東京モノレールなどの交通網、国際級の大規模ホテル、国立競技場や日本武道館などの競技施設。それらの多くは今でも利用されており、50年前に出現した時の驚きは想像に難くない。本書は、2020年に開催される東京オリンピックを契機として、再び大きく変わろうとしている東京の姿を現時点での計画や構想に基づいてまとめたものである。東京都に隣接する浦安市は、否応なくこの大規模開発の波に影響を受ける。これからの浦安市のあり方、まちづくりの方向性を考える上でも欠くことのできない1冊である。

特集
Copyright (C) 2007 浦安市立中央図書館