324〜325
324 『民法改正を考える』
大村敦志/著 岩波書店 2011年
民法を、知識としては知っていても身近に考えることはあまりないのではないでしょうか。ましてや、それが改正されるといっても内容はほとんど知らないのが実情です。一方で120年ぶりといわれる民法の大改正はすでに法案も提出され、大詰めに来ています。この本では、諸外国の例もひきながら、そもそも民法とは何か、「市民の法」と呼ばれる民法の根本に迫ります。その上で今回の改正の意味、目的を解き明しています。
324 『リサとなかまたち、民法に挑む』
大村敦志/著 山中正大/絵 太郎次郎社エディタス 2015年
「席は自由です。」こんな貼り紙で始まったサル山共和国の「夏の法律教室」には、国の内外から小学生が集まってきています。様々な考え方を持つ子どもたちが、生活していく上でのルール、民法を自分たちで考えながら学んでゆきます。大きな法(決まり)がなければと小さな法(約束)は守らなくてもよいのか? 実際に江戸川区こども未来館で行われた法律ゼミのシナリオを基に書籍化されたシリーズで、このほかに憲法、刑法があります。
324 『波平は「相続」であわてない!』磯野家に学ぶ33か条
長谷川裕雅/著 文藝春秋 2014年
大幅に改正された相続税法が平成27年1月から施行されました。相続の基礎知識から有効な節税対策等、誰もが知っている「サザエさん」の磯野家をモデルにした解説書です。波平の死後に必要な手続きや相続財産の種類、その遺産分割の方法などはもちろん、もしも波平に隠し子がいたらその財産分与は?磯野家の話し合いが決裂したらどうなる?など、様々な切り口が想定されています。全章図解を使った説明で、わかりやすくまとめてあります。