「王にせよ、農民にもせよ、その家において平和を見出す者は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最も幸福の人なり。」 　＜　ゲーテ　＞

　「家族」・・・　一番身近な存在ではありますが、愛憎の念が入り混じるなど複雑な人間関係の元ともなります。
　「私」という存在の生みの親である「父母」、永遠のライバル「兄弟・姉妹」、時には両親以上の理解者となる「祖父母」、または血のつながりは無いものの、「家族」たり得る存在・・・
　古くから、現在に至るまで、日本文学では、さまざまな形の「家族」が描かれています。時代とともに変容する家族の形がある一方、深い愛情を根底に、普遍的な家族のありようが感じられる作品も見られます。
　今回は、数多くの日本の文学作品の中から、私たちがお薦めする、家族にまつわる物語を紹介します。

　　最後にもう一つ、
「世界平和のために、何ができるかですって？
　　　　家に帰って、あなたの家族を愛しなさい。」　＜　マザー・テレサ　＞