経済学-書庫棟展示のご案内
浦安市立図書館の蔵書は、他の多くの公共図書館と同じく、「日本十進分類法」(NDC)と呼ばれる規則に従って、内容別に分類され、配列されています。
図書館では、館内の幾つかのスペースで展示を行い、関連資料をご覧いただくことができるようにしています。展示を行うにあたり、それぞれその分野の基本図書を確認し、必要な資料を補充してコレクションを充実させることも行っています。
私たち社会科学分野では「コレクションを充実させる」という目的に重きを置き、NDCをもとに、改めて基本図書を確認する作業をすすめています。
第1回目の社会学(NDC 360)、2回目の法学(320)、3回目の政治(310)に続き、第4回目は経済学(330)に焦点を当てました。
いくつかの典拠から古典とみなされる基本図書をリストアップし、さらに近年出版されたもののうち代表的と思われる資料を確認しました。
一口に「経済学」と言っても、経済理論から財政、金融、経営と非常に幅広いものです。そして、社会科学の分野の中でも特にダイナミックに変化しているジャンルと言えるのではないでしょうか。
経済学の本は出版点数も多く、入門書から経済理論の専門書まで幅広く出版されています。
一方で、私たちの毎日の営み、例えば買い物をすることも、経済学につながっています。「経済学」ととらえると縁遠く感じてしまいますが、本当はとても身近なものなのです。
今回の展示を通して、経済学の本に接していただき、少しでも身近に感じていただければ幸いです。