浦安市立図書館

337貨幣・通貨 338金融・銀行・信託

画像:『貨幣という謎 金(きん)と日銀券とビットコイン』

『貨幣という謎 金(きん)と日銀券とビットコイン』

西部忠/著 NHK出版 2014年

かつては羽や貝殻、近年は日銀券、そして電子マネーやビットコイン…人類の歴史の中で形を変えながら利用されてきた「貨幣」。著者は、貨幣とは単に物を得る為の手段ではなく、市場を動かし経済社会を形成し、流行やバブル、ハイパーインフレーションといった世の中の経済現象に深く関わることから、「観念の自己実現」だと主張する。歴史的な経済現象のエピソードやたとえ話を取り入れながら、貨幣について読み解いていく。

画像:『金持ち父さん貧乏父さん』改訂版

『金持ち父さん貧乏父さん』

ロバート・キヨサキ/著 筑摩書房 2000年

著者の父は高学歴で勤勉に働いたが、未払いの請求書しか残せなかった。友人の父は高校も卒業していないが、商売で莫大な資産を残した。資産とは、そこから収入を得られるもののこと。それ以外の財産は負債であることを理解し、本当の資産を買うための知識、ファイナンシャルリテラシーを習得することが、現代を生き残る道であると著者は主張する。学校では教えない人生を豊かにするための方法を、わかりやすい言葉で説明する。

画像:『生命保険とのつき合い方』

『生命保険とのつき合い方』

出口治明/著 岩波書店 2015年

通常、生命保険は「入る」と表現するが、一生にかかわる大事な商品であるから、「買う」ものだと著者は言う。本書は、生命保険を「買う」際に最適なものを見極める上で、必要となる情報をわかりやすく解説している。幅広い分野に関して著作があるなかでも、著者の本職ともいうべき生命保険。豊富な知識に裏付けられた内容は、生命保険をこれから検討する、あるいは見直す予定のある方にとって大いに参考となるだろう。

特集
Copyright (C) 2018 浦安市立中央図書館