浦安市立図書館

331経済学・経済思想 333経済政策・国際経済
334人口・土地・資源

画像:『国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究』上・下

『国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究』上・下

アダム・スミス/著 日本経済新聞出版社 2007年

1776年、アメリカ独立宣言の年にアダム・スミスが発表した国富論は、著名な経済書というイメージから「難しそう」と敬遠していた方も多いのではないだろうか。
しかし、『国富論』が取り扱っているテーマは、労働生産性や土地問題、税金など身近な問題ばかりである。横文字が飛び交う現代の経済ニュースと、基本はあまり変わっていないのでは、と思わされる。本書は読みやすい新訳。

画像:『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』

『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』

吉川洋/著 ダイヤモンド社 2009年

20世紀の経済学を代表する二人、ケインズとシュンペーター。同じ年に生まれた二人だが、両者のビジョンは全く異なっていた。ケインズは有効需要(お金を出してでもほしいという需要)の不足を資本主義経済の抱える最大の問題点とし、シュンペーターはイノベーションこそが資本主義経済の核心だと考えた。世界恐慌時代を生きた二人の理論は、「百年に一度」と言われる世界経済危機が深刻化した現代にも、通じ得るものがあるのではないだろうか。

画像:『スティグリッツ教授のこれから始まる「新しい世界経済」の教科書』

『スティグリッツ教授のこれから始まる「新しい世界経済」の教科書』

ジョセフ・E.スティグリッツ/著 徳間書店 2016年

懸命に働けば成功できるというアメリカンドリームの信念をぐらつかせ、最上層1%の人々の収入だけが増えるという国内の不平等を拡大させたアメリカ経済。成長とイノベーションの実績があるにもかかわらず、なぜバランスを崩してしまったのだろうか。
ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授が、不平等を拡大させるゆがんだ市場の原動力を洗い出し、経済ルールの書き換えを提案する。

特集
Copyright (C) 2018 浦安市立中央図書館