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画像:ヒストリー


   古代オリンピックおよび古代オリンピックの歴史をひもときます。

画像:オリンピック全大会

『オリンピック全大会』

武田薫/著 朝日新聞出版 2019年

近代オリンピックは、思想、宗教、人種、性差、あらゆる障壁を超えた理想を追求しながら継承されてきた。一方で、世界大戦による中止や、ボイコットなど、世界情勢の影響から逃れられない現実もある。本書では、第1回アテネから、第31回リオデジャネイロまで120年にわたる各大会を振り返り、出場した日本人に焦点を当てたエピソードを交え、スポーツライターの視点から数々のドラマが語られている。

画像:これならわかるオリンピックの歴史Q&A

『これならわかるオリンピックの歴史Q&A』

「歴代オリンピックでたどる世界の歴史」編集委員会/編 山川出版社 2017年

「なぜギリシアでオリンピックがはじまったのか?」「選手は裸で競技をしたというのは本当か?」「女性はいつからオリンピックに参加したのか?」知っているようで知らない、オリンピックにまつわる88の質問と答えを掲載。ファシズムや戦争、人種・民族問題、パラリンピックに関する章立てもあり、豊富な写真とともにわかりやすく説明されている。古代から近代までのオリンピックの歴史がわかる1冊。

画像:古代オリンピック

『古代オリンピック』

トニー・ペロテット/著 河出書房新社 2020年

古代オリンピックは、スポーツだけではなく、さまざまな宗教儀式や大食い大会などのコンテストが行われる大規模な祭典であった。本書では、競技や代表選手だけでなく、観客たちにもスポットを当てて解説する。競技場の周辺に屋台を出したり、酒場で宴会を開いたりと、古代の人々がオリンピックをどのように楽しんでいたかが分かる。

画像:歴代オリンピックでたどる世界の歴史

『歴代オリンピックでたどる世界の歴史 1896 ?2016』

「歴代オリンピックでたどる世界の歴史」編集委員会/編 山川出版社 2017年

オリンピック版「社会科資料集」ともいうべき本書は写真や地図、図表を多用し、近代オリンピック第1回から順に、参加国数、選手数などの基本情報と、大会の特徴やトピックスが簡潔にまとめられている。当時の国際情勢がわかりやすく説明され、オリンピックの歴史をたどりながら世界の歴史を振り返ることができる。自由研究や調べ学習にもぜひ活用したい。

画像:オリンピックデザイン全史

『オリンピックデザイン全史』

マルクス・オスターヴァルダー/著 中川泉 戸田早紀 竹田純子/訳 河出書房新社 2020年

第1回大会である1896年から今年の東京まで、大会ごとにオリンピックデザインをまとめた。主に脚光を浴びるメダルやエンブレムの他に、各回の競技ピクトグラムやIOCのバッジ、入場券も細かく紹介されている。デザイン担当者の経歴や使用した色、マスコット着ぐるみの設計図、実際には使用されずIOCに認知されていない競技ピクトグラムといった裏側を知るのも楽しく、細部まで凝った装丁も美しい。

画像:SAYONARA国立競技場

『SAYONARA国立競技場 56年の軌跡』

日本スポーツ振興センター 2014年

2015年に取り壊された旧国立競技場の公式メモリアルブック。豊富な写真と資料で、歴史やエピソードを振り返る。様々な関係者から寄せられる言葉には、旧国立競技場での熱い思い出が溢れている。スポーツ好きや当時を知る人はもちろん、新しい国立競技場の姿しか知らない世代が読んでも胸が熱くなる。

画像:五輪ボイコット幻のモスクワ、28年目の証言

『五輪ボイコット幻のモスクワ、28年目の証言』

松瀬 学/著 新潮社 2008年

1980年のモスクワ五輪ボイコットは、日本のスポーツ界が政治に敗北した出来事とも表現される。その真実を探るため、当時の代表選手や関係者17人から、記憶の断片と証言を取材したドキュメント。選手たちの無念とその後の日本スポーツ界の空白、政治に翻弄され不参加決定へ至った道のり。モスクワ五輪を教訓として、政治とスポーツの関係を考える。

画像:オリンピックに勝つ物理学

『オリンピックに勝つ物理学』

望月修/著 講談社 2012年

スポーツで結果を出すには、どうすれば記録を伸ばせるか考えて体を動かすことが大切だ。本書では、さまざまなスポーツの効率的な動きを流体工学の専門家が解き明かしていく。速く泳ぐには、手の形はどうするのが正しい? 速く走るのに最適な蹴りだしの角度は? など、観戦が楽しくなるだけでなく、自分で試してみたくなる1冊。

画像:ベルリンの奇跡 日本サッカー煌きの一瞬

『ベルリンの奇跡 日本サッカー煌きの一瞬』

竹之内響介/著 東京新聞 2015年

1936年ベルリン大会。オリンピックに初めて参加したサッカー日本代表は、強豪スウェーデンを3対2で破るという大金星をあげた。当時の欧州を驚かせ、ベルリンの奇跡といわれる伝説の戦いである。だがこの勝利は、決して奇跡などではなかった。日本サッカーの黎明からオリンピック勝利までの道のり、そして4人が帰らぬ人となった戦中戦後の選手たちの姿を、膨大な資料を基に丹念な取材で克明に描き出したドキュメンタリーである。

画像:幻のオリンピック 戦争とアスリートの知られざる戦い

『幻のオリンピック 戦争とアスリートの知られざる戦い』

NHKスペシャル取材班/著 小学館 2020年

ベルリンオリンピックで期待に応えられずメダルを逃した陸上の鈴木多聞選手。1940年の東京でその失敗を償い雪辱を果たすべく、人生のすべてを陸上に捧げてきた。しかし世界は戦争へと突き進み、無情にも平和の祭典は中止に追い込まれ、彼は自ら志願して戦場へ出向き散ってゆく。2019年に制作されたドキュメンタリー番組で取材した証言や資料を基に、スポーツを愛し短くも輝きを放った80年前のアスリートたちの思いを描く。

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