浦安市立図書館
   画像:近代

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画像:看板建築

『看板建築 下町商人の粋と見えの建築群。』

藤森照信/文 増田彰久/写真 三省堂 1994年

   表は立派なアールデコ調、裏は普通の日本の民家、という建物があります。このような建築群を“看板建築”と名付けた著者は、その外観を調査するだけでは飽き足らず、間取りや成り立ち、住人まで調べまとめました。東京の商店建築からどうして看板建築が発生したのか、その根底にあるのは下町商人の粋と見栄、と言われると得心がいきます。 豊富な写真には住所が添えられていますので、下町散歩のお供にもどうぞ。

画像:日本の家

『日本の家』

中川武/著 KADOKAWA 2015年

  夏は縁側で西瓜を食べ、冬は囲炉裏の火で温まりながら夜話をする。今ではなかなか見られなくなった光景です。近代化が進み、家のデザインが自由で便利なものになっていく一方で、昔ながらの日本の家の様式は失われていきました。建築史を専門とする著者が、様式と共に忘れられる用語にも焦点を当て解説しています。どこか懐かしい「日本の家」の奥深い世界を、美しいカラー写真で堪能できます。

画像:復興建築

『復興建築 モダン東京をたどる建物と暮らし』

栢木まどか/監修 トゥーヴァージンズ 2020年

  大正12年9月、関東大震災が発生し、東京都市部の多くの木造建築物が焼失しました。復旧ではなく、復興を掲げた政府のもと、大規模な区画整理を行い、耐震、耐火構造を持つ建物や橋梁の建設が行われました。同時期に建てられた日本橋高島屋本館など多くの建造物は、戦災をも乗り越え、現在も美しい姿を残しています。
大正から昭和初期にかけての建造物の紹介と共に、当時の復興計画や住宅事情の変化などについても詳しく解説しています。

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