昭和初期
石井桃子の仕事 翻訳
1933(昭和8)年のクリスマス・イブ、石井は犬養健邸で“The House at Pooh Corner(プー横丁にたった家)”と出会います。犬養家の子どもたちにせがまれるままに翻訳しながらよみきかせたこの本が、翻訳家としての原点となりました。正確で、美しい日本語。幼い子どもが理解できるやさしい表現。石井桃子のこだわりは、日本の子どもたちへのすばらしい贈り物となりました。
百まいのドレス
エレナー・エスティス/作 石井桃子/訳
ルイス・スロボドキン/絵 岩波書店 2006年
マデラインとペギーのクラスに、ワンダという名のポーランドの移民の女の子がいた。ワンダはいつも同じ青いワンピースを着ている。ある日ワンダが「家には百まいのドレスがある」と言ってから、ワンダはからかわれるようになる。 1954年に「岩波の子どもの本」として『百まいのきもの』というタイトルで刊行。2004年にアメリカで新版が出たのをきっかけに、現代の子が読みやすいよう、改訳をした。刊行されたのは石井桃子が99歳のときであった。
浦安市立図書館でよく借りられている本ベスト3【シリーズ】
「ちいさなうさこちゃん」
「ピーターラビットのおはなし」
「クマのプーさん」
浦安市立図書館でよく借りられている本ベスト3【単行本】
「せきたんやのくまさん」
「ちいさいおうち」
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