『見て・買って楽しむ茶器陶芸の名品』
別冊『炎芸術』
阿部出版 2010年
武野紹鴎や千利休が伝えた「茶の湯」。その歴史は500年ほどと言われているが、茶席における陶磁器は、茶碗や花入、水指、茶入、香炉など、多種多様であり、たとえ、ひび割れたものであっても、茶人の間では、大変珍重される。一服とともにそれらに触れることは、陶磁器の歴史を知る近道と言えるだろう。格の高い時代ものから革新的な現代作家までの様々な茶器が、全国のギャラリーの情報(2010年)と共に紹介されており、見るだけでも楽しめる一冊である。シリーズに『珠玉の陶磁器 ―見て・買って楽しむ陶芸名品―』