平凡な日常生活の中にこそ、本当の幸せがあるのかもしれません。 信頼できる親や大人に守られたやすらぎの中で、子どもたちは小さな冒険を 楽しみます。日々を楽しく生きる子どもの姿に,“人生礼賛。生きるってすばらしい。”
『がんばれヘンリーくん』
ベバリイ・クリアリー作 松岡享子訳 学習研究社
「種類がないことないよ。ママ!アバラーは、雑種っていう種類なんだ。それにこの近所の犬の中じゃ、いちばんいい犬だもの。さあ、来い、アバラー」
ドッグコンテストに、捨て犬だったアバラーを出場させることにしたヘンリー。
大会には高価な種類の犬しか出られないと思われていたが、とある出来事から雑種部門で出ることができると聞いて大喜びする。(シリーズあり)
『ラバ通りの人びと』ロベール・オデル作 堀内紅子・松本徹 福音館書店
「いまに分かる。どんなことがあったって、人生ってのはいいもんだ」
たった一人の家族、母を亡くしたオリヴィエは、親戚の夫婦の家に世話になり、思い出の残るラバ通りに暮らしていた。
経済的な理由で家を出されるのではないかと不安を感じる日々。そんなある日、友人のブーグラがオリヴィエを仕事にを誘う。(シリーズあり)
『トゥルー・ビリーヴァー』 ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作
こだまともこ訳 小学館
「わかった、わかったよ!いかなる難局にも、真正面から立ち向かおう。それが生きるということだ。」
ラヴォーンは15歳の女の子。大学へ進学することを目標に勉強している。
ただラヴォーンの毎日は悩み事だらけ。幼馴染のジョディが街に戻ってきた途端、気になってしょうがないし、親友のマートル&アニーとはすれ違ってばかりだ。
(シリーズあり)